０５４ : 黒幕 ページ8
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ずっとずっと考えてた
家族が亡くなってから、私は夜な夜な独りで考え込む日が増えた。一体誰が私を地獄に落とそうとしているのか。気持ちがいっぱいいっぱいになりつつもずっと考えてた。
家族を殺したのはヴィランだということには変わりない。だけどそれ以降私を頻繁に襲う輩はいなかったし、事件性になる余韻は無かった。
念の為、雄英の生徒や教師もある程度警戒しつつ、探りを入れたが、特に怪しい様子は無かった。
つまり悪の手は完璧だった。
だがひとつ気になったことがあった。
USJ襲撃の際にヴィラン連合の連中は私を知らなかった。
長である死柄木弔でさえも。
つまり関与していない。
私の個性を奪おうとする様子も無かった。
絶好のチャンスとでも良かったのに。
つまり、また別のヴィランがいるということ。
しかし死柄木弔以上に厄介なヴィランは見た事も聞いた事もない。
____________だったら、誰だ
_______________誰なんだ
_______________誰が私を家族を陥れるの
無理やり冷静になって考える。
怒りで溢れる憎悪を必死に押し殺して、ただ冷静に。
ああ、もうダメだ何も思い浮かばない。
ああ、もう考えられない。
と、諦めかけた時。
ふとある過去の言葉を思い出した。
『……家族を失い、私は相澤先生に保護され病院で治療を受けました。そして乳母であるばぁや私の元へ駆け付け慰めの抱擁をしてくれました。ここまでは良かったんです。だけどその後のばあやの言葉に私は突っかかっているんです』
「辛かったでしょう… 爆発で飛ばされて怪我は…」
『_______________と言いました』
ミッドナイト「その言葉に何か問題でも？」
『…何故、ばあやは私が爆発で飛ばされていた事を知っているのか。という事です。この事はまだ誰にも言ってません』
スナイプ「でもそれはたまたまという訳にはいかないのか？」
『ええそうですね、私もたまたまだと思いましたよ。そう連想するのもあります。では、叔母上が亡くなった途端ばあやは姿を消しました。私を慰めてくれるばあやが姿を消した…タイミングよすぎなんですよ』
相澤「…！」
『恐らく、私が勘づいたと察して逃げたのでしょう。もう白黒ハッキリしてますよね。たとて黒幕の長では無くとも、この事件に関与している事には変わりありません。』
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菜の花 - 相澤先生の個性などすごく出ていて素晴らしいです！更新待ってます！ (6月12日 18時) (
レス) @page24 id: 500d504a1f (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - すぅぅぅ､､この作品大好きです!!(大声)いや､ほんとに何て言うんだろう､､大好き､､更新応援しています! (2023年3月17日 22時) (レス) @page22 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！！応援してます^_^ (2023年3月1日 9時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - ど、ど、同棲！！パワーワード……良かったなぁ…蝶野 (2021年11月29日 18時) (レス) id: 27d3bccb82 (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - ユキヒメさん» いつもコメントありがとうございます！婆さんやっちまったようですね…お褒め頂き嬉しいです！ (2021年10月1日 1時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2021年9月20日 20時
