０５１ : 探さないで ページ5
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「A、もう肩の力を下ろしてくれ
お前は十分に抗った、十分に辛い思いをした
だからその気持ちを俺にもを分けて欲しい」
『そんなの、出来ない…』
「お前が自分で
『嫌！！！！！私は死ぬんだから、死んで誰にも迷惑はかけない！もう苦しい思いもしない！個性も消える！これで一件落着なの！！だからわたしは私は死ぬの！！！』
「馬鹿か！！！！
お前が死んでどうなる、俺を置いていくつもりか！！！」
『っ…』
「俺が…こんだけ夢中になった女はお前が初めてだ…俺の事を死ぬほど好きなら生きろ、生きて今後も俺を好きでいろ！！」
『っ無理………私、先生を失いたくない』
『なら近くで俺を守れ、俺もお前を守る
だから刃物を捨ててこっちに来てくれ』
相澤先生は両腕を広げた
ああ、あの腕の中に飛び込めばすごく幸せなんだろうな
でも…だめ
駄目なの。
もう戻れないの。
もう辛いの嫌だよ。
『……____________ごめん、先生…
そっちにいけない』
私は刃物を喉に向けた
最後くらい笑っていよう
私は満面の笑みで刃物を喉にどんどん近づけた
…さようなら先生、みんな
「_______________愛してる」
先生のその言葉にピタリと動きを止めた
絶対先生が言ってくれなさそうな言葉Ｎｏ．1
「……俺だって愛してる女を失いたくない
この手で守ると決めた。
A、頼むから
泣くなら俺の腕の中で泣いてくれ」
『…うっ、…うう、…』
「A、こっちに来い
んじゃなきゃ愛してやれない」
『う、…っっっう』
「愛してやるから、来い_______________」
ｶﾗﾝと刃物が落ちる音がする
彼女は自らの足で彼の元へ駆け寄る
色の無いモノクロの世界から
彼女は殻を破って色鮮やかな世界へと歩く
『あいざ、相澤先…生っ』
「ようやく、来てくれたな」
彼女は彼に飛びつきギュッと抱き締める
そして泣き叫ぶ
「Aこっち向け、」
『嫌、です…』
「顔が見えないだろ」
『うっ…』
彼女はゆっくり顔を上げる
相澤は彼女が顔を伏せないように、顎をクイッと上げ
た。
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菜の花 - 相澤先生の個性などすごく出ていて素晴らしいです！更新待ってます！ (6月12日 18時) (
レス) @page24 id: 500d504a1f (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - すぅぅぅ､､この作品大好きです!!(大声)いや､ほんとに何て言うんだろう､､大好き､､更新応援しています! (2023年3月17日 22時) (レス) @page22 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！！応援してます^_^ (2023年3月1日 9時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - ど、ど、同棲！！パワーワード……良かったなぁ…蝶野 (2021年11月29日 18時) (レス) id: 27d3bccb82 (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - ユキヒメさん» いつもコメントありがとうございます！婆さんやっちまったようですね…お褒め頂き嬉しいです！ (2021年10月1日 1時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2021年9月20日 20時
