+9.王冠という魔の域 ページ9
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国木田「又もや難関事件だな…この資料以外に些細な情報は無いのか?」
垂れた長い髪を耳に掛けて足を組む
『公式に記載されていないけど、私が聞いた話ではその悍ましい組織は_______________…』
賢治「くらうん、王冠って意味ですか?」
『そうよ、通称王冠と呼ばれる組織は何の目的で構成しているのか人数等の詳細は解らないわ、只奴らが起こした事件の残骸で残されている物ならハッキリしているわ』
与謝野「それは一体なんだ」
虞美人草
太宰「
『彼女達は
必ずヒナゲシ花が添えられているわ、何の為かは謎だけれど組織を主張する様な置き方もしている…』
賢治「確かその花は入眠や頭痛、麻酔の効能が有るって聞きましたけど」
『その通り大量に摂取してしまえば呼吸困難或昏睡、或いは麻薬の原料でもある』
与謝野「情報が少ない程難航になりそうだねぇ」
太宰は椅子をゆらゆら揺らし天井を見上げる
『(福沢先生の前で何たる振る舞いなの太宰)』
福沢「太宰、何か思うところがあるのか」
太宰「云え、まだ情報が浅いので何とも
然し何故王冠という組織は虐殺し死人を蘇らせるのか
造られて恐らく間もない新しい組織だ
一体何の為に…」
国木田「前科が把握出来ていない分
予測不可能に限る」
福沢「何か答えが見つかれば共有し事件解決に繋がる糸口を探すのだ、これ以上事件に巻き込まれる一般人を増やさない為にも」
はいっと、会議室に返事が零れる
彼女は資料を畳んで部屋を出る
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太宰「帰るの?」
呼び止められ足を止める
『陰気臭い場所に居たら肌が荒れるもの
明日からはマフィアの視察寶、良かったわね私が来なくて』
太宰「良かったよー!探偵社に再び平穏が訪れる!」
この歓心を買おうとする間抜け顔に睨み付く
『
太宰「ありゃりゃ酷いなー
Aは、如何して悪女何かやってるのかな?
昔は蒲公英の様に優しかったのにね」
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年11月30日 23時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……!めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます! (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年4月26日 19時