+6.交響曲第一番ー災ー ページ6
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公園に有る遊具の
鼻を啜る明らかに泣いている姿が浮かぶ
敦「鏡花ちゃん………」
鏡花「私はあの人が嫌い、お父さんとお母さんを馬鹿にされたのが悔しかった」
敦「御免、僕は鏡花ちゃんの話を聞く事だけしか出来なくて」
鏡花は顔を上げて首を振る
鏡花「敦も酷いこと言われてたのに私を必死に守ってくれた嬉しかった、」
敦「鏡花ちゃん、例えあの人が強敵であっても
探偵社は皆鏡花ちゃんの味方だよきっと今頃心配してるから帰ろう」
そっと優しい手を差し出す
その温もりに目を輝かせた
鏡花「うん、…今日湯豆腐が食べたい」
敦はにこりと微笑んで張り切る
敦「夕飯は湯豆腐にしよっか」
二人の影はとても優しくて暖かいものだった
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横浜の街を流れるように過ぎ去っていく
葛藤に落ち着きがない
『もう少しスピード出しなさいお金は時間で買えないわ』
部下「然し道路交通違反になりますよこれ以上出したら事故に…」
『口答えするな、黙って従え無能が…
飛ばせ』
部下「は、はいっ」
アクセルは思いっ切り踏んで車を次々抜く
とその時赤信号が急に変わりブレーキが掛る
『っ糞………ちょっと君生きてる?』
部下「あ、はい…でもあの前の車にちょっと当たりました」
『使えないわね貴方明日から解雇よ』
部下「そ、それだけは!!」
すると運転側の窓からノックが掛る
鍵を解除すると運転手は誰かに掴まれて外へ
投げ出される。
「んだァっ手前!!!何処見てんだ!!っ折角の新車が幾らしたと思ってんだァ!ぶっ飛ばぞ!!!!!」
微かに異能を発動する気配を感じたので
車から出て怒り狂ってる者の元へ足を運ぶ
『請求書くらいなら払ってあげるわ、寶仔犬のように喚かない……中也』
「なんだ手前………んァ?!Aか?!!!」
寄りによって彼に出会すとは今日は不運
財布から小切手を出して渡す
『之で幾ら請求しても構わないわ、後お前は解雇
この役たたず』
荷物だけ取って煉瓦の歩道を歩く
中也「おい、乗ってけよ」
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年11月30日 23時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……!めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます! (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年4月26日 19時