犬派なんだね伏黒くん３

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『…は?』




悟先生が封印?





理解できなかった

どういうこと？って聞き返したかった



でもそんなことしてる暇はないって、あのいつも冷静な建人さんが焦ってるからこそ分かる。




「それをきっかけに既に呪詛師や呪霊が活動を始めています。戦力が欲しいのは山々ですがこっちは危険です」



『…危険って、それはみんなもじゃん』



「あなたは特にと言ってるんです。理由なら自分が一番分かっているでしょう」





その言葉に今までのことを思い返す





初任務の時に会ったお母さんを知ってる男


悟先生に聞いた自分の家族の話


八十八橋の呪詛師









…分かってるよ

私が今の渋谷に行くことは自 殺行為だって言いたいんでしょ




「事が落ち着くまでそっちで待…」



『…23時までには着くと思う。後でね建人さん』



「ちょっ」




強引に電話を切り、東京行きの飛行機に乗り込む






だって仲間が命懸けで戦ってんのに黙って見てろってわけにはいかないでしょ。





私がなんのためにみんなとのハロウィンパーティー断って、


なんのためにこんな遠くまで一人で出張に来て、





なんのために " 一級呪術師 " になったと思ってんの。






．









．

…


伏黒 side




虎杖と別れ、猪野さんを家入さんのところに送った後俺は渋谷駅構内に入った



「！！」


あれ…領域だよな 誰か閉じ込められてんのか



…なら、



「……領域展開」



" 嵌合暗翳庭 "(かんごうあんえんてい




結界を破り相手の領域に押し入ると図体のデカい呪霊と目が合う



、アイツだ！！あのタコがこの領域の主！！




あとここに居るのは真希さんと禪院の爺さんと…


「七海さん！！」




「二人は」


「猪野さんはリタイア、虎杖は別行動です」



「…君は私が守ります 後30分もすれば高橋さんもこっちに着く」




「、はい？」





アイツ今の渋谷に一人で向かってんのか…？


どう考えても危険すぎだろ、ついこの前呪詛師に攫われかけたっつーのに…！！


まず来るとしてそんなに速く着くはずな…いや、Aのことだから五条先生の話聞いて急いだのか




「止めたんですが、あの性格なので。
到着次第彼女と合流し…いえ、とりあえず今は領域に集中して下さい」




「…はい、」





…そうだ。色々考えるのは後にしよう





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