68:渋谷事変 ページ30
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記録______2018年10月31日19:00
東急百貨店東急東横店を中心に、
半径およそ400mの帳が降ろされた
『?伊地知さんだ』
珍しい相手からの着信に戸惑いながらも電話に出る
『もしもーし、伏黒くんのAちゃんです』
「…おい 変なこと言うな」
『あれ?伏黒?』
スマホ画面を見直すけど通話の相手は紛れもなく伊地知さんで。
「いえ、私です。今隣にいらっしゃって」
『そーゆーことね!え、なにどうしたの?』
「……実は、」
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『…分かった、渋谷ね。緊急なんでしょ?なる早で行くよ』
「お願いします…」
『あ。最後ちょっと伏黒に代わって』
メッセージで聞こうかと思ってたけどちょうどいいや、今聞いとこ
「…俺だけど」
『お土産さ〜甘いのとしょっぱいのどっちがいい?
色々見たらなかなか決まんなくて!』
「じゃあ……お前と食べるから、甘いの」
『へへっ、わかった笑 じゃあ後でね』
通話が切れて暗くなったスマホ画面を見て立ち尽くす
どういうこと…?
ハロウィンの渋谷に帳、特級呪霊がゴロゴロ、悟先生を連れてこい?
いや、とりあえず急ぐか。先生なら大丈夫だと思うけど
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…
でもやっぱり少しだけ心配で、居ても立っても居られなかった私は、街まで徒歩で行った
人目のないところは術式使って移動したから1時間はかかんなかったしこれが最速じゃないかな
そして着いたのは駅…ではなく空港。
すぐに東京行きのチケットをとって、お土産もちゃんと買って、飛行機に乗り込もうとした瞬間に電話が鳴る
『…今度はどなた?』
「七海です。あなた今どこにいるんですか?」
『昇級査定の任務で東北〜これから飛行機でそっち行くけど建人さんもおみやげ…』
「思った以上に状況が悪くなってる、この国が終わるかもしれない」
『え?
…っはは!笑 なにその面白くないジョーク』
建人さんは私の発言にいつもみたいに突っ込まず、真剣な声色で続けた
「…落ち着いて聞いてください。」
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「五条さんが封印された」
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Koharu(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こういうのを求めてました!よければまたいつか更新して頂きたいです! (1月20日 13時) (レス) @page36 id: 6d361b0b5a (このIDを非表示/違反報告)
氷姫 - スッゴいこの作品好きで、大分前からみてます!応援します! (2022年10月29日 10時) (レス) @page36 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
ま - 初めてまして!コメント失礼します。私は伏黒恵くんの夢小説は初めて読んだのですが貴方様のおかげで一気に沼りました!どうか、ずっと待っている読者様のために続きを書いてくださることを願います。 (2022年9月18日 23時) (レス) @page34 id: 64c6fd4413 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ面白いので更新再開して欲しいです!! (2022年2月12日 6時) (レス) @page36 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみにしてますね♡ (2022年1月24日 10時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年2月5日 23時