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『当たり前だけど結構暗いね』


「手離すなよ」


『分かってる〜』



日が暮れて夜になり、私達は再び橋の下に来た




『それで…いつまで隠れてんの?

悠仁、野薔薇』






「…さっすがA。バレてたか〜」


「伏黒は1ミリも気付いてなかったみたいだけど。

ここまでとなると相当テンパってんのね」




二人を見て呆れたような微妙な顔を浮かべる伏黒




「別に全部話せってわけじゃねーけどさあ…



頼れよ。友達だろ」



「…」




それから彼は津美紀さん…お姉さんのことを詳しく話した。そして、一刻も早く祓いたいことも。



「いや、それにしてもアンタは自分の話をしなさすぎでしょ」


『ほんとそれ!!私にですらこんな調子だからね』


「…悪かったなこんな調子で」





説明も終わり じゃあ行こうか、と目の前に流れる川を渡るように一歩踏み出す




すると予想通り結界が現れて上下左右からモグラみたいな呪霊が覗いたり引っ込んだりしている



「祓い甲斐がありそうね」


『…まって』



背後から別の呪力が…


「なんだあ?先客か?」



…いや誰!!!


後ろから現れた…恐らく別件の呪霊に刀を構える



『私と悠仁で行こう、
野薔薇と伏黒は本命の方よろしく』


「…ああ」


「なんだあ?遊んでくれるのかあ?」



『そう。可愛いお姉さんとお兄さんが特別に♡」




















こいつ足が速い…っていうか動きが機敏!!


さっき吐いた血は何、毒とか?




「つかまえ」


「A!!」


「た」


『大丈夫』



腕を掴まれる前に刀で切り落とす




「…なんだあ?強いなあ、楽しくないなあ」



その時、後ろから野薔薇の名前を呼ぶ伏黒の声が聞こえて一瞬動きが止まる



「…釘崎?」







「兄者か??俺もっ」


『は?!ちょっと待てよ!!』



とぷん、と目の前からいなくなるそいつ。



「逃げた!!?」


「そのまま追え!釘崎もソイツも結界の外だ!!」


『りょーかい、野薔薇優先ね!!』



予想以上に面倒なのとバッティングしてるらしい

本来の目的、モグラ呪霊だけなら早く終わったはずなんだけどな…


「伏黒もやばくなったら来いよ!

いくぞ、A」


『うん!』






伏黒を残し、呪霊を追って悠仁と結界の外に出た







56:呪詛師→←54



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Koharu(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こういうのを求めてました!よければまたいつか更新して頂きたいです! (1月20日 13時) (レス) @page36 id: 6d361b0b5a (このIDを非表示/違反報告)
氷姫 - スッゴいこの作品好きで、大分前からみてます!応援します! (2022年10月29日 10時) (レス) @page36 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めてまして!コメント失礼します。私は伏黒恵くんの夢小説は初めて読んだのですが貴方様のおかげで一気に沼りました!どうか、ずっと待っている読者様のために続きを書いてくださることを願います。 (2022年9月18日 23時) (レス) @page34 id: 64c6fd4413 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ面白いので更新再開して欲しいです!! (2022年2月12日 6時) (レス) @page36 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみにしてますね♡ (2022年1月24日 10時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年2月5日 23時

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