16：虎杖悠仁 ページ16
．
『んん…』
…なんの夢見てたんだっけ。珍しく自然と目が覚める
「高橋！！」
あれ、伏黒…？
え、なんで伏黒がいるの？出張じゃなかった？
でもそういえば今日帰ってくるって言ってたっけ…
いろいろ頭の中で考えた結果よくわかんない。
「良かった、俺がどれだけ心配したと思って…」
『…仙台土産は？』
それで、これが第一声。
はやく食べたいんだけど、と言うと相変わらずの呆れ顔でため息をつく
あ、夢じゃなくて現実だ。
「お前は俺よりお土産か馬鹿」
『うそだよ。ずっと寂しかった、連絡くれないし』
「………悪かった」
久しぶりに会えて久しぶりに抱きしめられて、
今までの疲れも不安も一気に吹き飛んだ気がした
『でもボロボロなのはうけんね笑笑笑』
「うけんな。」
．
．
．
…
翌日
予定は無いし安静にしてろって言われてるしで、お互い暇な私達は伏黒の部屋に集まってた
『ひま』
「知らねえよ。つか暑い」
暑い、っていうのは
椅子に座って任務の報告書かいてる伏黒に、後ろから私が手を回しているこのバックハグ状態のことを言ってんだろうな。
まあやめないけど。
男子っぽいけど綺麗なその字で書かれた文章を読む
『目的、特級呪物である両面宿儺の指の回収…
あー！教科書で見たやつね、顔と腕いっぱいの』
「顔が二つ腕が四本。」
それそれ、と肯定して続きを読む
『そして回収に失敗……え…？』
" 虎杖悠仁が飲み込み受肉した "
『…飲み込んだ？』
「飲み込んだ」
『指を…？』
「指を。」
『え、美味しいのかな？』
「んなわけねーだろ猛毒だよ。特級呪物にまで食い意地張ってんじゃねえ…」
食い意地じゃないし〜気になっただけだし〜！
そんな話をしていると隣は空室のはずのこの寮がなんか騒がしくて。
「…あいつか」
『あいつ？』
「ちょっと行ってくる」
部屋を出ていった伏黒の声に聞き耳を立てる
「隣かよ…空室なんていくらでもあったでしょ」
「にぎやかな方がいいじゃん！良かれと思って、」
「賑やかなのは授業と任務で十分です。」
「あ、意外と綺麗にしてんだ…って誰？！
あの可愛い子！！」
ひょこ、と覗いてきたピンク頭
『…いやそっちが誰！！？』
虎杖悠仁、入学。
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きむだんご(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます！誤字が多くて申し訳ないです、、 (2021年2月6日 18時) (
レス) id: e8672fdeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ナナミンの名前は「健人」じゃなくて「建人」ですよ〜 (2021年2月6日 13時) (レス) id: 27fe15ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - れいなちゃんさん» 絶対いい匂いですよね…私も着てみたいです（ (2021年2月3日 18時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
れいなちゃん - 恵が名前呼んでくれたぁ！！！えカッコよすぎません？！あのタイミングで名前呼びはズルすぎでしょっ……………恵のジャージ着れるなんて！絶対にいい匂いしてるよ…あやつは笑笑 (2021年2月3日 13時) (レス) id: a79009fc6c (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - むさん» 読んでいただけて嬉しいです！！ありがとうございます…！ (2021年2月3日 2時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむだんご
| 作成日時：2021年1月16日 0時
