呪いを断ち斬る【胡蝶しのぶ】

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しのぶside





もうやめたいのに、とめたいのに







主『呪霊は嘘ばかり言う自身の保身のため、本能のまま人を襲う。でも、それが姉の想いだったならと。』





五条さんのぬくもりが、、、





主『けれど、まったく報われなかった。哀しいもの(毒)だけが生まれていく。こんなの見られてしまったら私は姉に嫌われてしまう。』




優しさが、、、






冷え切った私の心を溶かしてしまったのだ





五「今まで、よく1人で頑張ったね。しのぶは偉いよ。」




そういいながら子どもをあやすかのような優しい手でなでてきた




主(ひくっ...ひくっ。





私は、今まで柱として皆を引っ張り頼れる存在だった




何があってもどんな時でも心にこぶを打ち耐えきってきたのだ





でも、この人になら少し甘えてもいいのかもしれない






五「硝子のとこへ戻ろう。後のことは何も心配しなくていい。俺を頼ってくれないか？」





頼ってもいいのかもしれない





主『...った、助けてください五条さんっ。』





私は初めて誰かに助けを求めたのだ。





あれからはどうしたらいいのかわからず、、、






家「...アンタまさか、本当に殴ったの？」




五「や、殴ってないからマジで！！！」




家「なら、なんでこんなにしのぶ泣き上戸みたいななってんの？」



主『う"ぇええん、こわかったよお"ぉお...ひくっ、ひくっ...五条さんは優しすぎるんですよばかぁあ！』




ただ泣き喚くことしか出来なかった




五「ほら、今俺優しいって！てか、何で軽くdisられてんの？」




家「お前がクズだからだよばーかっ！」




五「助けを求めた相手に普通それいう？」





それから気がついたら、白い天井を見ていたのと




五「しのぶちゃーん！おっはよー！いやー、昨日はしおらしくて可愛いかったねぇ！」



どこかデジャヴ感があるくらいにウザい五条さんが待ち構えていました




主『あぁ、すみません。私あの時の記憶が全くないんですよ。もちろん助けて頂いたことは感謝してますよっ！』




今思うと、とんでもない醜態を





一番見られてはいけない人に晒してしまったんだと思う。

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