【twst】オクタヴィネル寮にヤバめの1年入ったってよ

6-1 優しい先輩 ページ24

ジェ｢ネスくん、今日はもう帰って休みなさい。貴方の仕事は僕が引き受けますので｣

突然ジェイド先輩から告げられた

『先輩？え、俺なんかしました？』

ジェイド先輩はいつもより少し目線が冷たかった
困ったような表情を浮かべ、俺の肩をトンっと押す

足が浮いたような感覚がした

そのまま俺は1歩2歩と後ろへ下がる

ジェ｢普段の貴方ならこの程度でふらつきません。今日は朝から顔色もよろしくない、話もよく耳に入ってきていないでしょう？｣

確かにそうだ



ふらついた感覚はなかったが今日はよく｢大丈夫か？｣と声をかけられた
授業もなかなか耳に入らなくてずっと眠たかった

わりと定期的にきてる症状だからまあいいやと完結させていた

それにしてもなんでなんだろう、陸に上がる前はそんなこと無かったのに



ジェ｢アズールには僕から伝えておきます。気にしなくていいですから今日はもうはやく寝なさい｣

『…わかりました。お願いします』


スタッフルームに戻りお疲れ様ですと一言だけ残し部屋へ戻った






フロ｢ネスやっぱりなんかあった感じ？｣

ジェ｢今のところは何もわかりません。定期的に起きているように見えますが、何が原因でそうなっているのでしょうか？｣






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


モストロラウンジから重たい足を引きずりながらようやく自身の部屋へ行き着く

店を出てきてから異様に体が重だるい、そして高くなる体温とそれによって吹き出す汗によりシャツが少し肌に張り付いているような気がした

熱い…とりあえず風呂に…

タオルケットやシャンプーなど必要な物を持ち、浴場へ移動する

服を脱ぎそれを適当にロッカーへ押し込み扉を開ける



足の力が抜けた

肌の色が変わっていた

息が苦しくなって肺呼吸ではないことに気づいた



まずい、薬の効能が切れた、水、はやく移動しないと








ずるりと浴槽に潜った







海の中に戻ったようだった

6-2→←5-4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す