【銀魂】ツンデレ割合9：1女の日常__part3.

（道） ページ11

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高杉「A、ヅラあれ見ろ、銀時が来てる」



上を見上げ言う高杉



高杉「紅桜相手にやろうってつもりらしい、フフフ、相変わらず馬鹿だねぇ、生身で戦艦とやり合うようなモンだぜ」



『銀時』

怪我をしている上で戦う銀時を心配そうに見つめるA



桂「もはや人の動きではないな、紅桜の伝達指令に身体がついて行けてない、あの男死ぬぞ、貴様は知っていたはずだ紅桜を使えばどうなるか、仲間だろ何とも思わんのか」



高杉「あれはあいつが望んでやってる事だ、あれで死んだとしても本望だろうよ」




『・・・・・やっぱ私あんた嫌いだわ』




高杉「っふ」




桂「高杉、俺もお前が嫌いだ昔も今も、でも仲間だ思っている昔もい・・・」



『嫌いだわーチビだわー馬鹿ー嫌いー』
桂を遮り悪口を言い出すA


桂「A！俺の台詞の途中だ！」




『知るか』



桂は咳払いをし続けた

桂「仲間だと思っている、昔も今もだ、いつから違った俺たちの道は」



高杉「何を言ってやがる、確かに俺たちは始まりこそ同じ場所だったかもしれねえ、だがあの頃から俺たちは同じ場所なんか見ちゃいねえ」



高杉は懐から教科書を取り出し見つめる



高杉「どいつもこいつも好き勝手、点でばらばらの方角みて生きていたじゃねえか、俺はあの頃から何も変わっちゃいねえ、俺の見ているものは何も変わっちゃいねえ」



桂「『・・・・・』」



高杉「A、ヅラァ、てめえらが国の為だ仲間の為だ剣とった時もそんなもんどうでも良かったのさ、考えてもみろ、そいつの使い方を教えてくれたのは誰だ、俺たちに生きる道を教えてくれたのは誰だ」




『・・・・・』




高杉「紛れもねえ、松陽先生だ、なのにこの世界は俺たちからあの人を奪った、だったら俺たちはこの世界に喧嘩を売るしかあるめえよ、ぶっ潰すしかあるめえよ」



高杉の目は怒りに満ち溢れていた



高杉「お前らはこの世界に何を思う、先生を奪ったこの世界でのうのうと生きていける！俺はそいつが腹立たしくてならねえ」




桂「高杉、俺も何度この世界を更地に変えようと思ったか、でも銀時(やつ)が耐えているのに、Aが・・・耐えているのに俺たちに何が出来る」



高杉「・・・・・」




桂「俺にはこの国は壊せん、壊すにはここには大事なものが出来すぎた、高杉、こんな方法じゃなくともきっとこの国は変えられる」




「桂ー！」



桂「っ！！！」









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