番外編 。。あっちゃん様 リクエスト ページ26
執務室にて書類整理をしていると、突然扉が開け放たれた。
誰かと思えば、
「名前!!助けて頂戴!!」
エリスちゃんだった。
彼女は私に抱き着き、匿って!、と云う。
「又、首領ですか?」
「そうなの!厭過ぎて逃げて来た!!」
「其れはお疲れ様でした。でも、首領来るんじゃないですか?」
私がそう云った時、扉が二回
噂をすればと云うやつなのか、這入って来たのは首領だった。
「首領、如何かしましたか?」
「エリスちゃん知らないかい?」
「いえ、知りません。」
「名前ちゃん。首領命令だよ、エリスちゃんが何処に居るか教えて?」
何共狡い人なのだろう、首領は。職権乱用じゃないか。
エリスちゃん、申し訳無いですが云わせて貰います。
「……………………机の下です。」
「名前!?匿ってって云ったでしょ?!」
「御免なさい!!でも、首領が職権乱用するから!」
「さぁ、エリスちゃん戻ろうか。」
「じゃあ、名前も!!」
「はい?」
「おお、善いね。実はね、名前ちゃんに着て欲しい服が有ったのだよ。」
「一寸首領?私、許容範囲超えてますよ?」
「よし!じゃあ、行こうか。」
私の事等無視といった感じで話を進める二人。
仕事が有るから、と云って逃れようとするが、之また職権乱用をする首領。逆らえない私は付いて行く事に。
首領の部屋に付くと、エリスちゃんが着替えさせられている処を暫く見ていた。すると何を思ったのか、首領が、名前ちゃん、と声を掛けて来た。
「何でしょうか…。」
「先刻も云ったのだけれどね、着て欲しい服が有るのだよ。」
此れを着て欲しいのだよ、と首領が取り出したのはメイド服。
……………………はい?
「名前ちゃんに屹度似合うと思うんだよね〜♪」
「え、厭ですけど。」
「首領命令!」
「職権乱用です!」
「善いから!」
首領にメイド服を押し付けられ、無理矢理奥の部屋に行かされた。着替えろ、という事なのだろう。
着たくない。本当に着たくない。黒歴史に成りかね無い。エリスちゃんが着るなら判る。だが、何故私?!許容範囲超えているのに?!十五なのに?!
なんて内心思うが、口に出せる筈も無い。
私は渋々メイド服に着替えた。
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バンビ(プロフ) - ぬうさん» いえいえ! (2017年4月5日 17時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - ありがとうございます! (2017年4月5日 16時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» 矢印を押してからアルファベットを打ったら出来ると思います! (2017年4月5日 14時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - あの、パスワード認証の大文字の打ち方がわかりません。どうするんですか? (2017年4月5日 14時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - アオアオさん» コメントありがとうございます!!祝いの言葉まで!次も頑張って書きます! (2017年2月15日 21時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バンビ | 作成日時:2017年1月31日 21時