君の隣 * 【隼×龍友】

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ドアを開けると
思い出を振り返るムービーショーがやってて、



みんな笑ったり泣いたりしているところだった







龍友「 …お、おかえり 」









さっきの席に座って画面を見る



たくさんの思い出の写真が流れていく





龍友「 …俺らばっかやない？笑 」





そうなの


流れてる写真はほとんど私たちがいて

いつも3人で。





「 海行った時だこれ！ 」


龍友「 野球部で行こうって言うたのにダンス部も行くって隼が言い出してな笑 」






…なつかしいな

いつから、3人でいることが普通じゃなくなったかな





あ、隼こっち見て笑ってる…






龍友「 …いうけど俺はな 」

「 うん？ 」





龍友「 Aと隼が結婚するって思ってたで 」





『 というかそうであってほしかった 』って流れる写真を見つめて言った






「…そんなの、私が一番思ってるよ 」

龍友「 …そうか笑 」







なにこれ、

私たち写ってないの数えられるくらいしかないよ





…ばかだね





龍友「 でも 、」






隣の龍友がぎゅっと私の手を握った





「 ちょ、なにして… 」







龍友「 …2人が結婚しなくてよかったって思ってる自分もおるな 」


「 …どういうこと？ 」




龍友「 A昔、俺の恋全力で応援するって言うたやんな？笑 」




あ、それ…


やっぱり過去変わってるんだ…







龍友「 全力で応援せえよ？ 」






優しい笑顔で私の頭を撫でる龍友




「 …何言ってるか、わからないんだけど 」


龍友「 …まだええか笑 」





少しだけ、


龍友に少しだけドキッとしたのは秘密







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