君の隣 * 【隼×龍友】

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「 …はやと？ 」







久しぶりに隼を見て嬉しいはずなのに
雰囲気がピリピリしてる



…隼が怖い顔をしてわたしと涼太くんの間に立った





涼太「 …だれ？ 」


隼「 ……2年の、 」

涼太「 あー！小森隼くんか 」




『Aちゃんと仲良い子！』って思い出したように珍しい目で隼を見る涼太くん





涼太「 …新しい転校生可愛いんだって？ダンス部に入ったらしいしょ？ 」


隼「 …あー 、はい 」




素っ気ないな隼 、笑

てか、はいって…




やっぱりスズちゃんは可愛いか





涼太「 そんな怖い顔しないでよ笑 」


隼「 …なにしてたんすか？ 」

涼太「 んー？… お話してたの 」









気にしてくれててすごい嬉しいな〜なんて思っても


…これは親心だもんね






「 …隼、帰ろっか 」

隼「 ん、 」





こんな雰囲気耐えられない笑




隼が先に歩き出した隙に涼太くんに『なんかごめんね笑』って謝られる始末




…親バカすぎだよ隼




「 …なんかこっちこそごめんなさい 」

涼太「 んふ笑 」


「 なんで笑うの… 」







涼太「 いや、愛されてるな〜って思って笑 」





ケラケラ笑う王子様スマイル


…こんなの見たって言ったら涼太くんファンに怒られちゃうななんて思ったりして





隼「 …A置いてくよ！」

「 まって！ 」







隼が涼太くんぐらい人気じゃなくてよかったな〜なんて思ったのは秘密







時計を見たら、20時50分




…お別れまであと10分






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