君の隣 * 【隼×龍友】

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「 じゃあね 、はやと 」






家に着いて、昔みたいに普通にバイバイをしてみる







隼「 …ん、

…あのさ！」









隼「 ……いーや、なんでもない 、明日ね！ 」





なんて言おうとしてたのか、
隼は言葉をつまらせてやめた





わたし、このままだったら
また告白しないまま終わっちゃうじゃん






隼、行っちゃう…、






「 はやと！！ 」





くるって振り向いて『？』って首を傾げる隼






" すき！ "








でもそれってどうなんだろう

これを今言ってしまったら、どうなんだろう






明日3人で帰れなくなるかもしれない
龍友に迷惑かけるかもしれない








…いままでみたいに、話せないかもしれない


なんだったらもう、




未来の結婚式も、行けないかもしれない









「 …隼は鼻血出したらだめだよ！笑 」







言えない、


言えないよそんな急に





隼「 出さないわ！笑 俺龍友じゃねえもん！ 」








この笑顔が好きで、気づけば好きで

頭から離れなくなって









たった二文字がずっと言えなくて









「 ばいばい！ 」









結局過去に戻ったところで、
わたしはわたしだ









隼が後ろを向いて歩き出したのを確認して
家に入ろうとした瞬間、








過去に戻ったあの時のようにまた、
視界がぐらついた。






時計はピッタリ夜の9時を指していた







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