彼女なりの 国i木i田side【国i木i田i独i歩】 ページ4
前の話の国i木i田さんsideです!
国i木i田side
俺には最近悩みが一つ増えた。
それは…
国「おはようございm…ってなんだこれは!!」
そう。
俺の最近増えた悩みはこの朝の嫌がらせ。
そして今、俺の机の上にたくさんのラブレターが積み重なっている。
国「ったく…出てこいA!!」
「えー、なんですぐ分かっちゃうんですか…」
それぞれ書いた紙、名前や筆記体まで変えたのにとぶつくさ文句を言うA。
そう、こいつが毎回犯人なのだ。
国「見る前から分かるわ!太i宰みたいな事をするな!それにスカートが短いぞ!」
「え〜?あはっ、スカート短いって怒るとかセンセーみたい」
「国i木i田センセー、私と秘密の授業でもしちゃいます?」
そう言ってAはスカートを少しだけ捲って見えるか見えないかくらいにしてウインクをした。
ついそちらに視線が行く。
国「いらん!!」
そう言って眼鏡を掛け直し、仕事をし始めた。
なぜ俺にばかりこんな事を…
他の社員には全くちょっかいなどかけず、真面目だと言うのに。
そう考えていると、ふと、捨てようとしていたラブレターが浮かんだ。
Aは書いた紙の種類、名前、筆記体も変えた、と言っていたな…
ちょっと見てみるか…と封筒を開けた。
手紙にはそれらしい事が1枚にぎっしり書いていた。
Aもよく嫌がらせとして俺宛にこんな量の字を書いたものだな…
2枚目、3枚目と封筒を開けると、確かにさっきと紙が違う、名前も違う、筆記体も違うものだった。
国「ここまでして…」
「くーにきだ!」
と、突然Aに声をかけられた。
…聞いてみるか?
国「なぁ…A、これは全部お前が書いたんだろ?」
「うん、そうだよ?」
と、Aが答えた。
国「その…俺の事…結構見てるんだな…」
俺は正直自分でも何言ってるのか分からなかった。
「は、はぁ!?どうして…」
国「『財布を交番に届けた姿見ました』『女の子のこと命をかけて守ってかっこ良かったです』『口煩く言うけど実は優しいですよね』って、これ本当に…」
「黙って!!」
そう言ってAは逃げ出した。
国「あ、おいっ!!A!」
太「おやおや、国i木i田くぅん?やっとあの子の気持ちに気づいたのかい?鈍いねぇ?」
国「そうだな…」
俺がアイツに惚れるなど、手帳には書いていないのに。
俺は自分のこの気持ちに気づいた気がする。
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紅て漢字見た目良くない?(プロフ) - グッッ…マークが…可愛い…今日が冥日か… (2023年1月30日 2時) (レス) id: 01439bd18d (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - モフ子さん» コメントありがとうございます!太宰さんなんでも簡単にこなしそうなので不器用なのも可愛いかなぁと思い書きました!気に入って頂けて嬉しいです!これからも頑張ります! (2019年8月10日 0時) (レス) id: 5a4285e220 (このIDを非表示/違反報告)
モフ子 - 太宰さんの不器用な優しさ…いい、いいぞこれ!これからも頑張ってください (2019年8月4日 12時) (レス) id: 7dc88695a1 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - 闇川幽鬼さん» ありがとうございます!またコメント頂けて嬉しいです!ちょっと甘めに挑戦してみて不安でしたので良かったです! (2019年6月24日 7時) (レス) id: 5a4285e220 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 今回の作之助様の話も萌えました。これからも頑張って下さい! (2019年6月24日 2時) (レス) id: 0339c9b694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっちゃん | 作成日時:2019年6月9日 12時