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そして、約束の火曜日。
「…なんか珍しいね」
カフェテラスで顔を合わせた中村にそう言われた。
『似合ってない？』
「え、違うけどさ。Aっぽくないなって」
「…彼氏出来た？」
『違う』
そうだよって言えたなら良かったのかもしれない。
「かわいいよ、」
「ヒラヒラしてて、ちぎりたくなる」
『…褒めてないでしょ』
「俺なりに褒めたつもりだったのになぁ」
「男ってそーゆーの好きだもん」
『…男、』
「ちげーの？」
何も言わずに中村の向かいに腰を下ろした。
龍也さんが選んでくれた黒のミニワンピ。
脚フェチなんだなぁって感じのデザイン、って言ったら怒られそうだけど。
「…俺はそーゆーの好きだけどね」
『そう』
なんだか今日の中村はいつにも増して眠そうだった。
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えむ(プロフ) - ありすさん、ありがとうございます！ (2021年3月10日 21時) (
レス) id: 44227b13cd (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - このお話大好きです〜！！ (2021年3月6日 2時) (レス) id: fdf31cd958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2021年3月2日 1時
