【呪術廻戦】五条悟の最初の生徒 (ページ50)

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領域展開ページ50

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名前side

特級「打ツ手無シデスカ」

特級は余裕の態度で私に近づいてくる。

その私に残された手段はただ1つ。

名前『…………どうだろうね。』

両手を祈るように組み、力を込める。

呪力を振り絞れ。

自身のテリトリーを広げるように押し出せ。

やったことは無い。

けど、やるしかない。

名前『領域展開……………【業(カルマ)】』

同時に領域を展開した場合、より洗練された術がその場を制する。

業(カルマ)は文字通り、自分でしたことが自分に返ってくる。

ただ、したこと(・・・・)の対象が領域を展開したことによって無生物にも働く。

名前『動かない方がいい。

…………………地面が痛がってるよ？』

成人男性が地面を蹴る力はだいたい数十kg程度だと聞いたことがある。

つまりその衝撃が自分に数倍になって返ってくる。

呪力込みで。

足を1歩でも踏み出したが最後。

特級「ｷﾞｬｧｧｧｧｧ」

全身が粉砕する勢いで攻撃を受ける。

名前『ｯ………』

特級の領域が閉じたのを確認して私は地面に倒れ込んだ。

これが領域展開の反動。

吐きそう、頭痛い、目眩がする。

ダメだ、立て…………

七海先輩と…………合流…

そこで私の意識は途切れた。