【呪術廻戦】五条悟の最初の生徒 (ページ5)

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教職ページ5

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名前side

話をしながら帳の外に向かっていた時、ふとここ数日で感じた疑問を五条先生にぶつけてみた。

名前『……あの、ひとつ聞きたかったんですけど、五条先生ってなんで教職を選んだんですか？』

私がそう聞くと五条先生はピタリと足を止めた。

最強呪術師であり、特級。

引く手数多の彼はなんでこの道を選んだのだろう。

……正直、向いてるとも思えないし。

私もつられて足を止めると先生は振り返った。

五条「なんでだと思う？」

名前『え、』

まさかの質問返し。どこまでも自己中だな。

名前『……強い術師を育てるため？』

少し間を置いてそう答える。

すると、五条先生は微笑んだ。

名前(……笑った…………)

初めて見る顔に私は驚いて目を見開く。

五条「半分正解かな。

僕はね、呪術界に変革を起こすために教師になった。

このままじゃ上の首がすげ替わるだけで何も変わらない。

だから、聡い仲間を増やすために教育の道を選んだんだ。

後世を育てるためにね。」

上って………………上層部の事？

五条先生とあまりいい関係じゃないのか……

五条「名前はその計画の第1号。

だからもっと強くなってね、名前。」

そう言って先生は私の頭を撫でた。

こういうの慣れない……

恥ずかしくて私は顔を逸らす。

名前『……五条先生に勝てるくらいなので、大丈夫ですよ。』

五条「………………やっぱムカつく……」

先生はそう言って私の髪の毛をぐしゃぐしゃにして帳から出ていった。

時々、ああいう行動を取ることがある。

大人になりきれていないような子供っぽい部分が表に出る。

無理して今の口調で喋ってる気がしてしょうがないのだ。