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早すぎた ページ26

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五条side










五条「大丈夫。そんなことない。



過呼吸になってるから一旦落ち着きな。」










僕の腕にすっぽり納まった名前の体は熱くて震えてる。









また熱上がったか?






そう思いながらもとりあえず落ち着くまで背中を摩った。











五条「……名前、よく聞いて。




この先も呪術師をやってれば、今日みたいな出来事は必ず起こる。




呪霊は祓って、呪詛師は殺すっていう場面がね。」










術師は階級が上になるほど、時に残忍な選択を迫られる。





いずれ名前も通る道だとは思ってたけどいくらなんでも早すぎた。






そりゃそうだよな、去年まで中学生だったんだ。














五条「けど、これは名前の心の問題だから僕は助けてあげることは出来ない。」








僕は、傑を救ってやれなかった。




苦しんでることに気づいてやれなかった。







だから今度は間違えない。











五条「完璧に割り切れとは言わない。



でも消化できなかった分、発散することを覚えな。」










トントンとあやす様に一定のリズムで背中を叩いていると次第に寝息が聞こえてくる。






背中に当てていた手を首裏に回してゆっくり名前を寝かせた。
















五条「こんなとこで潰れないでよ、名前。」

休息→←自己嫌悪



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作者名:あおい | 作成日時:2021年2月25日 17時

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