【歌い手】私を潰すのは100年早いと思う！

第十六話 ページ17

｢夏目ーいっしょ帰ろー｣


96｢あーごめん。わしこれから忙しい｣



そう言って慌ただしく帰る夏目

えー。しょうがないなぁ



私は靴箱から向きを変えると3年生の教室へと向かった







｢おーーーい！！3年生の先輩方ーー！誰か一緒に帰りましょー！！｣





ガラリとした教室


え、まじか。誰もいない系な？


叫んだのが恥ずかしいじゃん。


そう思った矢先、私の顔面に何かが当たる





｢ぬわっ！｣



う｢わりーわりー。｣




そこには平謝りする渉先輩がいた




｢雑巾で何してんすか！！｣


う｢いやー、雑巾とほうきで野球ごっこしてた｣


｢小学生か！！……てか一人でやってたんですか？｣





まさか。と笑う渉先輩が指す方向には彼方先輩と司先輩の姿があった




クールなイケメンな彼方先輩と優しさの塊の司先輩が、




｢何で野球ごっこしてんすか｣




呆れて言うと、司先輩は苦笑する




か｢楽しそうだったからつい……あはは｣


｢3年生が一番ヤバイ説｣


そ｢そんな事言わないで｣






とりあえず四人で帰ることにした。







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これ梨香さんどうなんの？

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