第155話『彼女の行方』 ページ6
骸side
リ「……で、Aを雲雀に預けてまでお前が俺達に言うことはなんなんだ？」
Aと雲雀恭弥が帰り、だいぶ静かになったこの部屋。
しかし部屋の主はいまだ僕のことを偽物だなんだとブツブツ呟いている。
相変わらずの貧弱さ。
これがボンゴレのボス候補なんて誰が思うのだろうか。
六「………」
リ「Aのことなら俺らよりお前の方が知ってんだろ」
何も喋らない僕に対して不思議そうな顔をしているアルコバレーノ。
そりゃそうだ、僕の方がAのことを知っているに決まってる。
でも
これだけはいくら考えても
謎が深まるばかりだった。
六「……ひとつだけ聞きたいことが」
リ「なんだ？」
六「……10年後の世界に行った時、Aを見ましたか？」
リ、沢「「…！」」
六「どうなんです？」
リ「……いや、………見てねぇな」
………やはりか。
僕とAが関わりだしたのは僕が沢田綱吉と戦う前からだ。なんならヴァリアーのマーモンだってヴァリアー戦から関わりがあるようだし…Aの存在を沢田綱吉や雲雀恭弥が知ったのは最近であるから知らないのは当然だとしてもだ。
何故、
何故Aの名前が10年後の僕達から1つも出なかったのか。
10年後の自分から「A」という単語は聞かなかった。
僕だけじゃない。
クロームや犬、千種だってそうだった。
まるで、
Aの存在なんて元からなかったように。
リ「……おかしいな」
六「………まぁ、いいです。もう終わったことですし」
沢「っ白蘭に聞けば何か知ってるんじゃ…！」
六「そこまでしなくても結構です」
知りたくないわけじゃない。むしろ逆だ。
10年後の彼女は無事だったのか、笑顔で過ごせているのか、
………彼女の隣には誰がいるのか。
知りたいに決まってるじゃないか。
_____でも
僕の嫌な予感が当たる気がしてならない。
聞きたいけど聞きたくないのだ。
六「僕が聞きたかったのはそれだけです」
失礼します、と立ち上がり扉を開けようしたところでアルコバレーノに話しかけられる。
リ「………骸、俺達が調べてもいいのか？」
許可出さなくたって調べるくせに……相変わらずリボーンは白々しい。
六「……勝手にどうぞ。
ですが、
その結果がどうであれ、あの娘を傷つけるのだけは僕が許しません」
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして！今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました！これからも応援してます！！ (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(；；)嬉しすぎます…！最高なんてもったいなきお言葉…！亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます！！！こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ﾟωﾟ｀)！！！ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です！ (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(；；)初代さん…！！zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います！！(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2019年12月25日 12時
