第153話『守ってもらう側』 ページ4
雲「Aを危険な目にあわせたくないんでしょ？でもそれはいらない心配だよ」
六「は？」
雲「Aは僕が守るから危険な目になんてあわない」
堂々と骸に言い放つ恭弥くん。
あんなイケメンに守る、とか言われて照れない女の子いるの？？
「……恭弥くん、それは惚れちゃうわ」
ぼそっと言えば骸がすんごい形相で私の方を向く。ごめんなさい。
六「…さっきから何を言ってるか分かりませんが危険な目にあわせなくないとか、そんなんじゃありません。…っこれは僕のモノだ！！僕のモノが僕の許可なく勝手な行動をとるから「落ち着けバカ」…っ、なにするんですか！」
骸にチョップした…とかツナくんが言ってるけど気にしない。
「なに不安になってんのか知らないけど人をモノ扱いすんなっての」
彼の頬を両手で包み込み目を合わせる。
揺れるオッドアイの目が綺麗に光った。
「別にファミリーに入ったからって私と骸の関係は変わらないし変えるつもりもない。1人で焦りすぎ。何より私、非戦闘員だから！！……守ってもらう気満々なんだけど………」
_______あんたは私を守ってくれないわけ？
少しだけ笑いながら言えば骸は固まった。
恭弥くんは黙ってこのやり取りを見てるしツナくんは口が大きく開いている。リボーンさんは俯いていて帽子で表情が見えない…
が、
きっと笑っているであろう。
六「………守ってもらう側のくせになんでそんな生意気なんですか」
「そこはAちゃんなんで愛嬌で許して」
六「うざいですよ」
「冗談に決まってんでしょ」
骸のほっぺから手を離しリボーンさんに向き直る。
「てことで、解決です」
リ「フッ、本当に骸を説得しやがったな」
六「まだ許してません」
「頑固だなぁ、小言母ちゃんは」
六「………」
「……勝手なことしてごめん。でもこんだけ関わっちゃったというか？事情知っちゃったら、私だって仲間に入れて欲しいじゃん？…骸たちと一緒のファミリーってやつになりたいじゃん…？」
少しいじけたように俯けば隣からはぁ、とため息が聞こえる。
六「………分かりましたよ」
「ありがとうママ！！！！」
ごめん、ごめんって。冗談じゃん？？？
頭グリグリするのはやめて！？
やれやれと肩を落とす骸にありがとうと言えば「……本当にお前はしょうがないですね」と心の底から出るような声で言われた。我、心外なり。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください！ (11月11日 10時) (
レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして！今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました！これからも応援してます！！ (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(；；)嬉しすぎます…！最高なんてもったいなきお言葉…！亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます！！！こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ﾟωﾟ｀)！！！ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です！ (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(；；)初代さん…！！zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います！！(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2019年12月25日 12時
