第431話．青葉城西が勝つために ページ3
．
『あ、お土産？』
影「あぁ」
開けていいの？と聞くと頷かれので開ければ…、
『ぶはっ、相変わらずのセンスだ(笑)』
影「……笑ってんじゃねぇ。いらねぇなら返せ」
可愛い。可愛いんだけどちょっと変なキーホルダー。
思わず吹き出すと拗ねた飛雄に返せと言われる。
『飛雄らしくていいよ。ありがとう』
影「……」
それでもまだご機嫌ななめな飛雄はそっぽを向いている。
ごめんってばよ〜、と謝っていると。
飛雄は何かを決心したような顔で私の方を向き、こう言った。
"＿＿＿＿＿＿＿…春高、見に来んのか"
と。
まさかこのタイミングで聞かれるとは思ってなかったので少しびっくり。
だから私も言う。
考えて、考えて、いっぱい考えて決めたこと。
『＿＿＿＿＿＿＿…行くよ』
影「…ｯ！本当か『仕事の一環でね』
……、…は？」
『実は今日、監督に言われたんだよね』
私は話す。
監督に呼び止められた時のことを。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
監「A。お前、春高見に行くんだろ？なら見てきて欲しいチームこの紙に纏めてるからしっかり仕事してきてくれ」
『………………………はい？
ｯいやいや、いつの間に見に行くことになってるんです！？』
監「違うのか？及川がそう言っていたが…、」
及川さんが…？なんで？1番に反対してたのに？？と疑問符が私の頭を埋め尽くす。
だけど、監督は続けた。
"……春高予選で烏野に勝てなかったこと、今でも夢に見るぐらい悔しいです。俺達がAちゃんと一緒に全国に行きたかった。このチームで、監督達と一緒にオレンジコートに立ちたかった。
でも俺達は終わったので…、「青葉城西」の事はこれからの世代に任せます"
"もちろん俺は、ここでバレー人生を終わらせる気はない。けど、青葉城西を背負うのは終わってしまったから…、
＿＿＿＿＿何年後でも何十年後でもいいです。これからの青葉城西が勝つために、全国に行くために、今よりもっとたくさんの情報や知識が必要であるならば、
彼女は春高を見に行くべきだと思います"
監「もちろん情報収集の仕事として！と念押しされたがな」
『…もう……、及川さんってホントばか………』
監「ははっ。だから、…後は自分で決めなさい」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
及川さんってホントばか。
青葉城西として全国に行けなくて。
誰よりも、人一倍に、
……夢で見るくらい悔しいくせに。
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くうはく(プロフ) - あっぴーさん» 春高でーーーす！！！試合に行くまでにどれだけかかるのかは計り知れません(はよ本編入れ) (4月9日 22時) (
レス) @page27 id: a76df16627 (このIDを非表示/違反報告)
あっぴー - 春高じゃーーーい！ (4月6日 21時) (レス) @page25 id: 9335c42a96 (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - ?さん» お読みくださりありがとうございます…！！そうです！そうなんですよ…！！はいきゅ夢はずなのに何故かこんな事に…岸もんファンがくうはくを調子のらせるから…(((殴 ようやく春高行きそうなので更新引き続き頑張ります🙇♂️🤍 (3月25日 13時) (レス) id: a76df16627 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 凄く面白いお話で、影山くんにドキドキしました！岸もんのキャラもとても好きですが、オリキャラの方が目立ってる気がしてあれ、夢小説じゃなく、普通の小説見てる？と思ってしまいました…笑それくらい岸もんの存在感に惹かれてるのかもしれません😂 (3月22日 23時) (レス) @page13 id: d882e8170d (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - あっぴーさん» あっぴーさんんん…！！映画で盛り上がってる中くうはくは何故か岸もんで勝負してて、書いてて自分でウケてます🥹💦なので岸もんの反響いただけるととても嬉しいです…；； (3月22日 21時) (レス) id: a76df16627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうはく | 作成日時：2024年1月31日 23時
