【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女

42話~肩をギリギリと~ ページ44

ユウ「沢山あるんですね……」






グリム「みんな名前がなげぇ！そんな一気に覚えられねぇんだゾー！！」







まぁ………そりゃあ最初はそうなるよね、普通





私とアズール先輩は学園説明の時確り最初に全部覚えちゃってた……からねぇ







ケイト「あはは！！ざっくりでおけおけ！そのうち嫌でも覚えるし」







貴女「どの寮に入るかは入学式の時魂の資質で闇の鏡が決めるとされている、けどぉ…」





トレイ「何となく、寮事にキャラが固まってる感じはあるな」



貴女「ですねぇ」



ケイト「それはあるねー、めっちゃわかる」






オクタヴィネルは……うん………まぁ……うん





言わずもがな、かな？






デュース「キャラ…ですか？」







トレイ「例えば……ホラ、あいつ」







トレイ先輩が指さしたのはどこかで見覚えのある獣耳褐色男子





ってあ…あの子







ユウ「耳が生えてる……マッチョに犬耳カチューシャ…？」






トレイ「あのゴツさは見るからにサバナクロー寮って感じだな」




貴女「あの子同じクラスですよ、めっちゃ重いもの運んでるところ見ました〜」






ケイト「運動とか格闘が得意なタイプが多い寮なんだよね




肉体派っていうか、いかついお兄系っていうか？黄色と黒の腕章つけてるのはサバナクロー寮」





グリム「ほー…じゃあ、あっちの灰色と薄紫の紐を腕に巻いてるのは？」







？！おい待て毛玉待て…！！






貴女「…！！？」






トレイ「ﾌﾞﾌｯ……(Aが珍しくショック受けてる…)




オクタヴィネル寮だな」






ここにも居るよ？！同じ腕章つけた生徒ここにもいるよ？！！






貴女「って…んげ？！あんな所にアズール先輩がいた……！！




うわぁ今日も野菜ばかり食べてる〜……」








毛玉が指さしたのところを見れば同じ寮の先輩がいて思わずトレイ先輩の後ろに隠れてしまった






ユウ「？Aさんあの人と知り合い？」



エース「めっちゃ親しそうに名前で呼んでんな？」





貴女「…………ねぇ…君達には私の腕章がいったい何色に見えてるのかなぁ〜？」






ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ…





トレイ「痛たたたたた……！？ちょっお前らちゃんとよく見ろ！いやよく見なくても分かるだろ！」








あまりの気づいて無さに流石に腹が立ちついトレイ先輩の肩を掴む手に力を入れた


本っ当にムカつく新入生達だなぁ……？

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