【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ38)

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36話~頼まれたことは~ ページ38

「…………ん

さ……………

A…………ん

起きてくださいAさん！」

貴女「んぬん…………オカンまだ朝はやぁい…

後六時間寝させてぇ…………」

クロウリー「誰がオカンですか！

私は貴女のような子供を産んだ覚えも育てた覚えもありませんよ！？」

あーあ……何か、結構つまんない夢を見てたのにどっかの自称優しい学園長の声で目が覚めちゃったよ………

うっさい…………というかオクタヴィネル寮じゃない……ここからまた戻らないと…

貴女「んあぁ〜！面倒くさぁいぃぃ……！」

ソファの上でうつ伏せになり手足をばたつかせる

……こっちは手足を動かすだけでも疲れるんだからさぁ、もうちょっと労わってよねぇ

クロウリー「全く……貴女はいったい何歳児ですか！」

貴女「………………えっとぉ……あっそうだった、はいコレ頼まれてた魔法石、ですっ！」ﾌﾞﾝｯ

クロウリー「危なっ！？…ちょ、物は投げては行けません！」

渋々に体を起き上がらせてポケットからずーっと入れていた魔法士を学園長に向けてぶん投げる

貴女「頼まれ事ちゃんとこなしたんですからいいじゃないですか」

クロウリー「はぁ………本当、何故貴女が魔法石を何個も所持しているのか謎ですね」

まぁ、普通は持っていませんもんね

貴女「収集癖のせいで色んなものがあるんですよ、感謝してくださいよねぇ」

魔法石が臨時で必要な時は何時も私が少し提供してあげてるんですから

貴女「さ、今回の見張り分と魔法石分のお代をください

前に頼んでいたやつもう届いてます…よね？」

学園長に早くくれと手を差し出す

クロウリー「幼馴染でここまでそっくりになるものなんでしょうか？

どうぞ、何時もありがとうございますね」

貴女「どーも、アズール先輩にそっくりなのは褒め言葉です

じゃあ払うものも払ってくれましたし帰りますね〜、失礼しました」

渡された頼んでおいたものをきちんと本物か確認して学園長室から出る

これを持って帰ってアズール先輩に事情を説明して渡したら怒られずに済むかな？

アズール先輩から手に入れろと言われたものだから大丈夫だと思うけど、怒られない事を祈るしかないか……