【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ29)

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27話~身長差が20cm~ ページ29

エース「はぁ？知らねぇけど………それと、魔法石、何の関係があるんだよ」

デュース「どういうことだ？A」

………最近の男子って初対面の女子の下の名前いきなり呼び捨てにする子多いのかな？

貴女「………ここはドワーフの家だからさ

子供じゃない……大切なものを守ろうと頑張れる大人の家、優しい家

その昔ドワーフがこの山に住み着いていたから、ドワーフ鉱山」

デュース「！そうなのか？」

エース「さぁ？」

ユウ「ドワーフ……って」

とても可愛らしい彼女を守るべく匿って、優しく忠告してくれた、心優しい七人のドワーフ

きっと……今はもう……

あれ？でも待ってよ……？確かドワーフって普通の人間よりかは少し寿命が長いよね？

なら、何でここはこんなに廃れてるの………

貴女「…………」

グリム「なっなんだ？急に黙り出したゾ？」

エース「………ここでこうしててもしゃーない、魔法石があるとすれば鉱山の中だよね

取り敢えず行ってみよーぜ」

エースのその一声で皆は小人の家から出ていった

私は一人何も言わずに小屋に残ってあちこち見回してみたり物色する

貴女「箒………ドワーフにとっては大きい、人間サイズ……やはりここはかの……」

ｺﾞﾄｯ

貴女「ん？…………これは」

足になにかが当たり暗くてよく見えないためソレを拾い上げてみる

貴女「齧られた林檎……？…………なんでこんな所に……あれ？待て待て、何で腐ってないの？」

あっそっか、これが最高傑作の毒林檎だからか

うん理解

………これで、ここがそうだって言う確証が着いてきたねぇ

まぁ…もしかしたらたまたま誰かがここに来ちゃって休憩がてら林檎を齧ってた所用事を思い出して林檎を忘れて出ていったって言う可能性もあるけど

ｶﾞｯ

考え事に夢中で私は床の段差に気ずかずつまづいた

貴女「ひゃっ？！」

「A！」

貴女「………？」

何時もなら早く来る衝撃がいくら待てども来ず、その代わり体全体を何かが覆っている感覚がして

不思議に思い目を開けると

デュース「だっ大丈夫か…？！」

貴女「おや……デュース君、ありがとう」

何故か先に行っていた筈のデュース君が転びかけた私を抱えていた

しっ身長差があり過ぎるとこんなにも簡単に抱えられるなんて………