【ツイステ】森のくまさん系のスカラビア寮生男子生徒

22話~それ孵らないよ~ ページ23

グリム「今どき中々見ないくらいテンプレなワルなんだゾ！」





貴方「………てんぷら？」





ユウ「アルファーレス君、テンプレ」






こんな時にも聞き間違いするアルファーレス君も可愛い…！



首をコテッてしてるの本当に大型犬のワンちゃんみたいで可愛い…









デュース「てんぷら………ん"んっ！！




でも、ある夜……俺に隠れて泣きながら婆ちゃんに電話してる母さんの姿を見ちまったんだ




自分の育て方が悪かったんじゃないか、片親なのがよく無かったんじゃないかって






そんなわけねぇのに、母さんは何にも悪くねぇ


悪いのは全部俺だ！







だから、名門ナイトレイブンカレッジから迎えの馬車が来た時すげー喜んでくれた母さんを今度こそ泣かせないって決めた






俺は今度こそ、母さんが自慢できる優等生になろうって決めたんだ！！」







……成程、だから一人称が僕とか俺とかブレブレだったり





下手に優等生ぶったり




あれもデュースなりの努力の1つだったんだね








デュース「………なのにっちくしょう！！ 」







…デュース………あのね









先輩達にやりたい事やって、言いたいことは言ったと思うけど




最終的に気絶させたのアルファーレス君だからね？






グリム「でもよぉ〜？全部我慢するのが優等生なのか？」





デュース「……え？」




グリム「オレ様だってさっきの不良共に後10発くらいパンチしてやりたかったんだゾ！



それにそれを言ったらA何か気絶させてるんだゾ？」






貴方「……………」






デュース「！っわぁ……！？」







グリムに名前を呼ばれたアルファーレス君は相変わらず無表情でデュースの頭を少し乱雑に撫
でた




無表情だけど、デュースの頭を撫で回す時の顔は何時もより少し柔らかく見える





ユウ「そうだよ、やりすぎは良くないけど…





アルファーレス君みたいに優秀な生徒でもやらかすなんて結構あるし



それに僕なんて、ほら…やり返すほどの力も持ってないから…寧ろデュースが少し羨ましい位だよ！強いし！」






デュース「お前たち………




そっか……へへ、ヒヨコも安らかに成仏してくれるよな…」






貴方「……………」





ユウ「……………言いづらいんだけど、デュース」





デュース「ん？なんだ？」






ユウ「販売されてる卵、基本は無精卵だから元々孵らないよ？」

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