15話~オイスターソース~ ページ16
暫くして二人でまた準備をしていると、漸く他の1年達が戻ってきた
籠いっぱいに栗が入れられている
これだけあれば作れるな
トレイ「おかえり、随分と沢山拾えたな」
グリム「これだけあればでけータルトが作れるんだゾ!」
トレイ「まぁその分、これだけの量を剥くのは大変だと思うが……頑張れよ」
俺の言葉にA以外は全員顔を青くさせてため息をついた
まぁ…皮むきは面倒だしな
デュース「これを全部か……気が遠くなるな」
トレイ「お菓子作りは下ごしらえが大切なんだ
見てみろAを、上着脱いでシャツ腕捲りして皮を剥く気満々だぞ?」
貴方「……………」
俺の後ろで袖を捲って、表情は変わってないにしてもフンスッ!と言った感じであからさまにやる気満々のAを指さす
表情じゃなくて行動で語る男か
エース「へーへー!分かりました!こーなったらとことんやってやろーじゃん!!」
ユウ「はぁ……僕魔法使えないから絶対苦戦するやつだこれ…」
______________
ユウside
エース「だーっ!!やっと裏ごし全部終わった!!」
デュース「腕が痛い……」
ユウ「うぅ……」
死ぬ…手が死ぬ……手が死ぬ前に集中力が死んだ
漸く下ごしと裏ごしが終わった……
ピトッ
貴方「………………」
ユウ「!アルファーレス君……!!」
ジンジンと痛む腕と手をプルプルさせていると隣から布で巻かれた保冷剤を手に置かれた
横を見れば相変わらず無表情のアルファーレス君がまだ数個布で巻かれた保冷剤を腕に抱えて僕を見下ろしていた
あぁもう…!!この子ちょーいい子!!
貴方「………」
エース「サンキューA……」
デュース「ありがとう……」
グリム「ふなぁ〜……A、オレ様もう手が死にそうなんだゾ〜…!」
そして保冷剤をビラ配りの如く渡していく
アルファーレス君がいい子過ぎて心が痛い
トレイ「お疲れ様、苦労した分きっと美味しいぞ」
グリム「もう匂いでお腹いっぱいなんだゾ…」
トレイ「このマロンペーストにバターと砂糖を加えて最後に隠し味のオイスターソースを適量加える」
貴方「!?」
へぇ…お菓子作りって大変なのは知ってたけどオイスターソースも入れないとなんて、本当にたいへ……え?
「「「オイスターソース!?」」」
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アークarc(プロフ) - 主人公の絵柄とか顔とか性格とかもう何もかもがどタイプ過ぎる。好き。 (2020年12月29日 3時) (レス) id: d908c35557 (このIDを非表示/違反報告)
緋月/ヒヅキ(プロフ) - にやけちまうぜ (2020年11月8日 23時) (レス) id: f2abee9a5a (このIDを非表示/違反報告)
魔朝 - スゥゥゥゥ...好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年11月2日 7時) (レス) id: 7770b6a244 (このIDを非表示/違反報告)
らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人(プロフ) - ああああああああああがわ゙い゙い゙ (2020年11月1日 12時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
乖 - めっちゃハマりました‥‥続き楽しみにしてます! (2020年10月31日 16時) (レス) id: e81205a5da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年10月25日 10時