199話 ページ5
＊＊＊
『……さむ』
おはようございます
ただいま朝6時です
『えー…もっと寝たい…もっと寝れる…』
マスクをして眠ったから湿気ってしまった前髪の癖を直すのを諦めてベッドから出れずに枕に顔をぐりぐりと押し付ける
いつも使っているヘアミルクの匂いが微かにして体の力も抜けました
「主、起きちゅうか？」
『おきてーる』
「入ってもええか？」
『ふ？！はい！』
返事をする前に障子がガラッと開いて外の冷たい空気が入り込む
ベッドから慌てて出ようとした体が止まって、自分の体温で暖かくなった布団の中に逆戻りした
目下まで布団を引き上げてチラッと見れば方言で分かっとったけど陸奥守さんが訪ねて来てた
陸奥守「なんや、起きちゅう言うちょったき入ってみたらまだ寝ちゅうやないか」
『ゔゔ…寒い…』
布団にくるまる私を苦笑いした陸奥守さんが見てくる
入り口は開けっぱなしで…
陸奥守「主は寒がりやなぁ」
『寒い方が好きなんですけどね…』
会話をしながらやっとの思いで上半身を起こした
すかさず、また布団に潜らないようにか陸奥守さんに腕を引かれてベッドから出る
陸奥守「早う支度しとおせ。朝餉じゃ」
『？いつもと同じ時間って聞いてますけど…。じゃあメイクしてから行きますね〜』
陸奥守「広間でやったらええ！みんな待っちゅうからはよう行こう。」
『えー？せめて顔洗わして…』
パジャマにしている裏起毛の足首くらいまであるグレーのロングワンピースの上に部屋着用で使っているベージュブラウンのニットカーディガンを羽織って、もっこもこの靴下を穿いて
いつものメイク用品を引っ掴むと陸奥守さんに腕を引かれながら広間へ向かう
途中で洗面所をスルーしようとしたのでなんとか踏ん張って顔だけ洗わせてもらった
陸奥守「おはようさん！主を連れてきたぜよ〜」
障子戸をスパンと開けた陸奥守さんに中から「寒いっ！」とヤジが飛ぶ
それを豪快に笑い飛ばした彼に未だ腕を離してもらえず引っ張られる形で中に入った
乱「もう！遅いよAちゃん！」
『皆が早いんやよ！まだ6時やで…』
乱「余裕があった方がいいでしょー？ね、一兄！」
一期「え？、ああ、そうですな。」
『何時から起きとるん？？朝ご飯はいつも7時からやん？今日もそうやったはずやけど…』
一期「何故か緊張してしまいまして…粟田口は5時に起床してこちらに集まりましたよ」
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ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - わたしは更新、いつでも待ってます! (2021年5月16日 10時) (
レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 名無しさんさん» はい、これからも楽しんで読ませていただきます!!名無しさんは社会人と聞きました。どうか自分のお体をご尊重してください (2021年5月16日 10時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» コメントありがとうございます。嬉しい内容にやると決意できて良かった、また書きたいと思って良かったと思います。私の作品を読んでくれてありがとうございます！これからも楽しんでいただけたらなぁと思います！ (2021年5月15日 20時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - こんばんわ。この作品が続いてくれると知って、とても嬉しいです!!どうか名無しさんのペースで更新してもらえれば。また続きが読める事に感謝します。ありがとうございます!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえるのはとても嬉しいです！絡み前向きに検討させていただきますね！ (2021年5月6日 13時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2020年1月9日 1時
