196話 ページ2
***
髭切「主のおかえりだよー」
歌仙「待つんだ髭切!」
やっと降ろされたと思ったら私が一回現世に戻った時とあんまり変わってない様子を目にしてびっくりした
2日間もこんな寒いのに縁側に居ったの?!
『ただいま帰りました!あの、皆2日間も縁側に居ったの…?』
宗三「2日間…?何を言っているんですか」
薬研「まだ10分も経っちゃいねぇぜ」
『ええ…もう何わからん時間軸』
乱「おかえりAちゃん!!お化粧と髪型新鮮で可愛い〜!」
『ええ〜ありがとう嬉しい!前とアイメイク変えたんさ!』
乱「すごい似合ってるよ!ね、今度ボクにもして?」
『うん!いいよ!しよしよ!』
乱ちゃんに褒められてにやにやしてしまう口元を隠しながら縁側から見回すと、雪のせいでブルブル震えるこんのすけとアオが見えて慌てて抱き上げて上着の中に入れた
そのままファスナーを軽く上げて支えると、このまま縁側に居ても冷えるだけやからと中に入るように皆を促す
いくら分厚い綿入りの羽織り着ててもその下は薄手の浴衣やもん絶対寒い
足早に皆が大広間に入って行くのを確認していると空いている右手が冷やっとして目を向ける
『まんばちゃん?』
山姥切「…おかえり」
『うん、ただいま!』
右手はまんばちゃんに握られて、いつもみたいに私の服を控えめに摘んで桜を散らす彼を見ていると本丸に帰ってきたなぁと頬が緩む
歌仙「A、山姥切も早く入りなさい。冷えるよ」
歌仙さんがまんばちゃんを見て笑みを浮かべる
手を引いて中に入ると思ったより暖房が効いていて、皆は上に着ていた羽織を脱いでいた
まんばちゃんから手を離してファスナーを開けて中を覗くとアオがクリクリした丸い目で私を見上げて声を出さずに鳴いた
眉間を軽く撫でると喉を鳴らしながら目を細める様子が可愛い
こ「はぐー…」
充分暖まったのかこんのすけも目をとろんとさせて欠伸をしている
『なあなあこんのすけ。演練って…』
こ「…はっ!そうです主様!説明致しますので降ろしてください!!」
皆の輪の中にまんばちゃんと入って、ファスナーを降ろし切ってこんのすけとアオを出すと、そのまま2匹は私の膝の上を陣取って、こんのすけは何も気に留めない様子で口を開いた
内容はまあ演練に連れて行く部隊のメンバーを決めてくれという感じで、聞きながら上着を脱ぐと、まんばちゃんが見てくるのでフードが被りたいのかと思って頭に引っ掛けてあげた
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ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - わたしは更新、いつでも待ってます! (2021年5月16日 10時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 名無しさんさん» はい、これからも楽しんで読ませていただきます!!名無しさんは社会人と聞きました。どうか自分のお体をご尊重してください (2021年5月16日 10時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» コメントありがとうございます。嬉しい内容にやると決意できて良かった、また書きたいと思って良かったと思います。私の作品を読んでくれてありがとうございます!これからも楽しんでいただけたらなぁと思います! (2021年5月15日 20時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - こんばんわ。この作品が続いてくれると知って、とても嬉しいです!!どうか名無しさんのペースで更新してもらえれば。また続きが読める事に感謝します。ありがとうございます!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!好きと言ってもらえるのはとても嬉しいです!絡み前向きに検討させていただきますね! (2021年5月6日 13時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無しさん | 作成日時:2020年1月9日 1時