【赤羽業】似たものカップル3【暗殺教室】

120話 ページ42

1週間はあっという間だった。


ビッチ先生の師匠、ロヴロさんの指導の元1週間みっちりしごかれた私達。

東京から6時間かけて南の島にやってきた。



本来は1学期終了時点で最も成績の優秀だったクラス…つまりA組に与えられる南の島での特別夏期講習。


けれどA組との賭けに勝ったからE組がその特典をもぎとってやった。


やるのは勉強じゃなくて暗殺だけど。




島についた私達は早速海で泳いだり砂で遊んだりご飯を食べたり自由に遊ぶ。




「修学旅行ん時みたく判別行動で遊ぼうぜ！殺せんせー！」

という前原の提案により私達は班に別れて行動を始めた。



実はこれも作戦のうち。



1つの班が殺せんせーと遊んでいる間に別の班が計画(プラン)通り暗殺できるかどうか偵察する。


殺せんせー相手にはちょっとのミスも許されない。


暗殺の下準備内容とかを勘付かれたら元も子もないから、1つの班が殺せんせーの気を周りからそらさせるのが今回の作戦。


今はダブルひな班が殺せんせーと遊んで他の半に目が行かないように仕向けてる。





「おー、うまいことやってんなー。

1班の陽動。」


「やるもんだねー。」


『はいはい。呑気にしてないで。

次はうちの班に来る番だからやる事やってすぐに着替えるよ！』


「おーう。」





私達4班に任せられた仕事は海の調査。

ウェットスーツに着替えた渚とカルマ、杉野が舞台となる場所付近の海を調査する。

どのくらいの深さとか、地形は利用できるのかとか、意外と調べることが多い。


因みに私と愛ちゃん、カエデと有希はお留守番。



着替え終わった男子達に軽く5キロ以上ある酸素ボンベを渡して装着する。

空気の漏れや備品のつけ忘れとかが無いのを確認してから男子達は海の底に潜っていった。

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