呪言 (ページ17) - 小説/夢小説

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第82話ページ17

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そして午後、ヒーロー基礎学。

調月らはコスチュームに着替えオールマイトの前に立った。

オールマイト「さて、今回のヒーロー基礎学だが、職場体験直後ってことで遊びの要素を含めた救助訓練レースを行うことにする」

オールマイトの背にあるのは “運動場γ” 。

複雑に入り組んだ迷路のような密集工業地帯。

五人三組、六人一組に分かれて一組ずつ訓練を行う。

オールマイトがどこかで救難信号を出したら町外れから一斉スタート。

誰が一番にオールマイトを助けるかの競走だ。

建物の被害は最小限に。とオールマイトは爆豪を指差して言った。

オールマイト「じゃあ！初めの組は位置について！」

緑谷、飯田、尾白、瀬呂、芦戸となったチーム編成。

それ以外はモニターを見つつ誰が一番かという予想をつけていた。

全体的に言えばクラスメイトは “緑谷一位は有り得ない” と言った雰囲気。

と言うのも有り得ないと断言した訳ではなく、抑個性を使用する度に骨折する所と言いまだ評価が定まらない所が多いからだ。

轟「調月は緑谷、どう思う」

A『⋯職場体験次第だけど、良い所まで行くんじゃないかな。彼の事だし』

何かしら成長してると思うよ。

そう続ける調月は前までの調月は圧倒的に違う。

轟は無意識なのかそうじゃないのか考えた。

前までの調月は緑谷を余り好いておらず、認めていないと言った感じだったのに体育祭を終えてから調月はかなり緑谷に良い評価を見せる様になった。

調月も、緑谷に何か言われたのか⋯と轟は横目で調月を見ていたがオールマイトの開始の合図と共にモニターに目を移した。