第76話 ページ11
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突如、脳無の動きが停止し落下して行く。
調月の隣に居たヒーロー殺しは居ない。
ステイン「偽物がはびこるこの社会も⋯。
いたずらに力を振りまく犯罪者も⋯⋯！
はァ⋯⋯はァ⋯⋯粛清対象だ。
全ては⋯正しき社会の為に⋯！」
ヒーロー殺しの殺気に、身体が動かない。
どうしてヒーロー殺しが緑谷を助けたのか。
はたまた脳無を殺したくてついでに助けたのか。
分からない⋯けど。
エンデヴァー「何故一塊で突っ立っている！
こっちにヴィランが逃げてきたはずだが」
「あちらは！もう？」
エンデヴァー「多少手荒になってしまったがな。
して、あの男はまさかの⋯⋯」
ステイン「エンデヴァー⋯」
エンデヴァーが炎を出しヒーロー殺しを攻撃しようとするのをグラントリノが防ぐ。
ヒーロー殺しは緑谷から手を離し立ち上がった。
そして空気を重圧させる殺気を出しエンデヴァーを睨む。
ステイン「偽物⋯⋯！正さねば、誰かが血に染まらねば⋯ヒーローを！取り戻さねば！来い⋯来てみろ偽物共！俺を殺していいのは、本物のヒーロー⋯オールマイトだけだ!!!」
その禍々しい殺気にプロまでも動けなかった。
立ったまま気絶しているヒーロー殺しに、誰もが気圧された。
腰を抜かす轟と飯田に調月は駆け寄りたかったが調月も、身体が動かなかった。
ふと視線だけで自分の腕を見てみると鳥肌が立っている様にも見えた。
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作者名：バイト行きたくない星人 | 作成日時：2021年10月13日 23時
