１話 ページ3
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その日、私の人生が大きく代わる日が来た。
『私立 希望ヶ峰学園』
私は、今日からこの学校に通う。
希望ヶ峰学園は一等地に巨大な敷地を誇る、
政府公認の超特権的な学園。
全国からあらゆる分野の超一流高校生を集め、
将来を担う"希望"に育て上げる事を目的としている。
誰かが希望ヶ峰学園について語る時、
いつも、こんな言葉が付いて回る…
『この学園を卒業できれば、
人生において成功したも同然…』
これは冗談とか誇張なんかじゃない。
実際、様々な業界の第一線で活躍している人達の多くが
この希望ヶ峰学園の卒業生。
要はそれが希望ヶ峰学園って事。
まさに"希望の学園"の通称通りって訳。
そんな希望ヶ峰学園への入学資格は2つ…
"現役の高校生であること"
"各分野において超一流であること"
基本的に、希望ヶ峰学園には
一般的に言われる"入学試験"は存在しない。
学園側にスカウトされたら生徒のみが入学を許可される…
それが希望ヶ峰学園のシステム。
そして、そこで選ばれた彼らの才能を称して…
希望ヶ峰学園の生徒達は、
"超高校級"と呼ばれてたりもする。
って言われてるみたい。
私はあまりそーゆうのに興味がなかったからよく分からないんだけども…
でも、これだけは知ってるよ？
『この学園を卒業できれば、
人生において成功したも同然…』
そんな風に言われてるなら入学するべきだなと思ったし、こんな私に才能があったことに親は心から喜んでくれた。
従姉妹の(人2)にも凄いだの頑張ってだの色々言われたくらいだ。
だから、入学を拒否する理由はなかった。
私なんかの才能がほんとに世間で認められてるのかは不安なんだけども…
私は今までただただ本を読み続けていただけなのだから。
だから、あまりこの才能を自慢には思えない。
「そろそろ入ろうかな…」
そう言って二、三歩前に進んだ。
…？あれ、いつの間にか目の前に扉がある…
何で？
私はこの扉に入るべきなんだ。入らないと。
…ん？べき？
まぁ、いいや、入ろう。
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作者名：雪猫 | 作成日時：2017年8月26日 5時
