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〜 you side 〜
部屋にいってベッドに寝転がる。
…考えてみよう。
難しく考えすぎないように、少しずつ。
「マサイくん…」
とくんっと高鳴る心臓。
マサイくんは、優しくて一緒にいて安心する。
大好きな人、っていう言葉がぴったりだ。
「…しる、く…」
どくどくと鼓動が早くなる心臓。
…気まずすぎて名前すらはっきり呼べない…
あいつは…ゆきが、好き。
それなのに"お前が心配だから"とか"もっと話したかった"とか言うから…
こんなことで期待しちゃう私がおかしいんだけどさ。
…今日のはなんだったんだろう…
マサイくんが相手してくれなくなったから？自分も彼女がほしいとかっていう嫉妬？
マサイくんが相手してくれなくなったっていうのが原因なら、私が大きく関わってるから申し訳ないけど……
彼女がほしいとかっていう変な理由だったらガチギレするよね、うん。((
でも、どんな理由であれ私が傷つけちゃったことに変わりはないわけで。
…申し訳ない、ですね。はい…
家まで送ってもらったときも、ずっと謝ってた記憶がある。
そしたら…なんて言ってたっけ。
内容は忘れちゃったけど…笑
必死に言葉探してフォローしてくれようとしてるのすごい嬉しくて…シルクのこと、もっと好きになった。
諦められない、恋なんか迷ってくじけてなんぼじゃい！って思ってたのに…
失恋したらそんなの一気になくなって、ただただ辛いだけで……
シルクと両想いじゃないことがわかっただけで崩れちゃうくらいの気持ちだったんだと思うと、自分がすごく情けない。
フラれたわけじゃないのにさ。
ってことはそれだけ期待してたってことだよね…どんだけ自分に自信持ってたの…？
恥ずかしくなってきて、枕を上から顔に押し付ける。
「うぅ…」
全部忘れたい…
好きな人なんかいなかったことにしたい…
なんて考えてたら…
じしてんててんてん♪
電話だ。誰だろう…
「もしもし…？」
シルク『ぁ……A、？』
…シルクだ。
何度も聞いているはずの声なのに、今までにないくらい緊張してる。
「なに…？」
ほんと可愛くないね、私。
こういうときほど素っ気なく冷たくなってしまう。
シルク『…あの、さ。話せねぇかな…』
「ぇ…？」
シルク『…2人で、会って話がしたい。』
やめてよ…今は、会いたくない…
「…」
シルク『駄目か…？』
そう思ってるはずなのに…
「…わかった……」
シルク相手じゃ、正直になれない私がいる。
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ゆり(プロフ) - いつも何回も見てドキドキを貰ってる！続きを早く読みたい！！更新頑張って！！！ (2019年2月17日 20時) (
レス) id: cf54931ea1 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 初めて読みました！続きみたいです！これからも頑張ってください！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 799f064f74 (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - 初めて読みました！マサイ，シルクファンにはたまらない作品です！更新頑張って下さい！ (2018年3月13日 1時) (レス) id: 51ec3def0b (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i ＿ 。さん» ありがとうございます！これからも頑張ってください(o^^o) (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» ありがとうございます…！！お返事遅くなり申し訳ございません！主人公とシルクさんは両想いだけど、お互い片思いだと思い続けていて、主人公はまだシルクさんを好きでいてはいけないと思っているから。という感じですかね…分かりにくくてすみません(；´Д｀) (2017年8月26日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sui＿。 | 作成日時：2017年3月20日 21時
