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〜 you side 〜
なんだかんだでシルクとは仲直り(？)した。
…どうしたらいいのかな、
本当の気持ち…私がはっきりと"本当に好きな人"って言える人を、やっと見つけた。
でも、マサイくんにはなんて伝えたらいい…？
このまま付き合ってても、今すぐに別れても、申し訳なさでいっぱいになる…
悩みながら玄関のドアを開ける。
「ただいま…」
モトキ「A?!?!」
ドタバタとリビングから飛び出してきたモトキくん。
「ど、どうしたの…？」
こんなに慌ててるモトキくん見たことない…
モトキ「どうしたの、じゃないだろ！！どこ行ってたんだよ！！！」
「えっ…と……公園、です…」
モトキ「…何してたの。」
「シルクと、話してた……」
モトキ「…ちょっと出かけてくる！って言って、場所も何しに行くかも言わずに出て行って1時間以上帰ってこないってどういうこと？しかも夜に」
腕を組んで、ため息をつくモトキくんの声のトーンがいつもより低いのがかなり怖い。
「ごめん、なさい……」
モトキ「電話も出ないしさ」
電話、してくれてたんだ…全く気づかなかった…
「ご、めん…」
モトキ「…ごめんで済んだら警察いらないの。わかる？」
モトキ「ほんとに…どんだけ心配したと思ってんだよ…」
ガシガシと頭をかくモトキくん。
俯いたまま何も言えない…
モトキ「……ご飯置いてあるから。俺もう風呂入って寝る…」
そう言ってお風呂場の方に行ってしまった。
「うん…」
掠れた声しか出なかった。
リビングに入ってテーブルを見ると、ラップをかけた食器が並んでいた。
「…いただきます……」
いつもみたいにモトキくんの返事は聞こえない。
おいしい、けど…やっぱりモトキくんと食べる方が何倍もおいしい…
モトキくんに迷惑かけちゃったな…
じわっと涙が滲んだけど、必死に堪えた。
私が悪いのに泣いてどうするんだ。
ご飯を食べ終えて、食器を下げて、お風呂に入った。
家中シーンとしていて、私のたてる物音だけが響く。
…寂しいな、
お風呂から上がって、部屋に向かう。
私も今日は寝ようと思ってドアノブに手をかけた。
でも、やっぱりモトキくんに対する心のモヤモヤは消えなくて…モトキくんの部屋の前に立ち止まって、ノックをした。
「…モトキくん、？」
「心配かけてほんとごめんなさい…次からは気をつけるようにします。…おやすみ、また明日ね。」
ドアの前で声をかけて、部屋に戻って布団に潜る。
…ごめんね、モトキくん。
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ゆり(プロフ) - いつも何回も見てドキドキを貰ってる！続きを早く読みたい！！更新頑張って！！！ (2019年2月17日 20時) (
レス) id: cf54931ea1 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 初めて読みました！続きみたいです！これからも頑張ってください！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 799f064f74 (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - 初めて読みました！マサイ，シルクファンにはたまらない作品です！更新頑張って下さい！ (2018年3月13日 1時) (レス) id: 51ec3def0b (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i ＿ 。さん» ありがとうございます！これからも頑張ってください(o^^o) (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» ありがとうございます…！！お返事遅くなり申し訳ございません！主人公とシルクさんは両想いだけど、お互い片思いだと思い続けていて、主人公はまだシルクさんを好きでいてはいけないと思っているから。という感じですかね…分かりにくくてすみません(；´Д｀) (2017年8月26日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sui＿。 | 作成日時：2017年3月20日 21時
