天使、拾いました。2【白】

夢の国 ページ6

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「とうちゃーく！」




「わぁ…やっぱりテンション上がるね…！」




「うん、夢の国デートやばい！」









今日はずっと天使が行きたいと言っていた

某夢の国にやってきた









「それにしてもラウちゃんこの世界観似合うなぁ」


「絵になるでしょ？」









そう言って大きな地球の前でポーズをとるから

天使を写真に収める









「…撮れたよ！もはや絵画だねラウちゃん」



「んふふ〜さすが僕！笑

じゃあ今度は2人で撮ろ！」









そう言ってギュッと肩を寄せられる









「…ほら、もっと顔近づけて」









いつもなら綺麗な顔の横に並ぶことに躊躇するけど、

夢の国パワーはやっぱりすごい





ほっぺたがくっつきそうなくらい近づくと

天使は満足そうな声で声を掛ける









「いくよ〜はいチーズ！」









.









撮れた写真を見て、なんだかニヤニヤしている天使









「…そんなに顔おかしかった？」




「…ううん、可愛すぎて」




「…ばーか」




「えへへ、俺たちバカップルみたいだね笑

…でもさ、夢の国だし今日くらいいいよねっ？」









ねっ？と顔を覗き込んでもう一度聞いてくる









「…今日だけ特別」


「やった！」









その瞬間









「え、」









頰に降ってくるキス






周りの女の子たちから"ひゃあ…！"という
ざわつきも聞こえる









「ちょっ…ラウ流石にそれはなし！」



「んふ、調子乗っちゃった」



「もう…！」



「えへへっ今日1日いっぱい写真撮ろうね！」









こうして夢の国デートはスタートした

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