彼氏が何故か理性に耐えるのでぶち壊そうと思う【炎柱】

伍 ページ6

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恥ずかしいとは言ったものの

やってみる価値はあると思うのでいざ決行



ソファに座り一人お酒を飲みながらテレビを見る煉獄さん

お風呂から上がった私は 、しのぶちゃんに言われたように若干濡れている髪と襟元の広いパジャマで近づく





｢ むっ 、 ｣





お酒を取り上げてテーブルに置いたら

力一杯に肩を押して倒した





『 ｯ 〜〜〜 ！！！ 』





あれ 、待って

このアングルの煉獄さんがカッコよすぎて ...

思った以上に辛い ！！！！



頑張れ私！！2人のエールを無駄にするな！！





『 れ 、煉獄さん ... 』


｢ ... 急に 、どうしたんだ ｣


『 し 、ましょ 、ぅ ... 』





ギリギリ聞こえるくらいの小さな声で言ってみる

恥ずかしいので目は逸らしてしまったが大丈夫だろうか



チラっと煉獄さんに目を戻せば

今度は視界が逆転した





｢ 髪をちゃんと拭かなければ風邪を引いてしまうぞ ｣





掴まれた両腕 、跨る煉獄さん

シチュエーション的には完璧なのに

どうして台詞が合わないのか





『 ... 煉獄さん 、 』


｢ ｸﾞﾌﾞｯｯ ... ！！ ｣


『 え 、ちょ 、煉獄さん！？ 』





せめてキスだけでもと顔を近付けようとすると

変な音と共に煉獄さんが私から離れた



... そ 、そんなに嫌 ！？



と 思ったが鼻血が出てしまっただけらしい





｢ ... 不甲斐なし ... 穴があったら ... 入りたい ... ｣


『 俳句読むみたいに言ってないで鼻血拭きますよ ... ！ 』





今夜も失敗に終わった

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