彼氏が何故か理性に耐えるのでぶち壊そうと思う【炎柱】

拾壱 ページ12

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半分程食器を洗い残して煉獄さんの所へ向かうと

強く腕を引かれて彼の胸元へ収まる





｢ ... こんな痕を付けられるとは油断しすぎだ ｣


『 あ 、痕 ... ？ 』





さっき首元を齧られたやつか！！

とハッとする



反射的に手で隠せばその手を掴まれ寄せられた





｢ よもや ... 婚約済みとはどういう事だ ｣


『 そ 、それが ... んっ 』





答えようとするとキスで口を塞がれ話せなくなる

ちょっと待って！？

む 、無惨がガン見してるよ絶対

背中に凄く視線感じるもの！！！





｢ ぬるい 。 ｣


『 ﾌﾟﾊｯ 、ぁぅ 、 』





煉獄さんに抱き寄せられたまま

顔をグイッと向きを変えられそのまま ____





『 ゃ 、 』





首を後ろに下げれば下げる程無惨はグイグイと顔を近づける

やだ 、



( 煉獄さんに他の人とキスする所なんて見られたくない )




と 、急に視界が明るくなる

煉獄さんが無惨を離してくれたのだ





｢ 婚約というのは幼稚園の頃の話でからかっただけだ ｣


｢ からかいにしてはやり過ぎだ無惨 ｣


｢ 餓鬼の恋愛でも見てるのかと思う程だった物でついな

こいつの反応は良いから実におもしろ 、 ｣





胸倉を掴んで睨む煉獄さんをニヤニヤと見下ろす無惨





｢ ... 帰る ｣


｢ ああそうしてくれ ｣





去り際に無惨はまた一言爆弾を落とす





｢ 私の付けた痕はそれ一つでは無いぞ ｣

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