肆 ページ5
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自分の屋敷に一度戻り 、鬼殺に関する報告書を纏める
( 最近は下弦の入れ替わりが多い
三月前に切った下弦の参とは別の下弦の参を一週間前に切った )
一時間程書いた所で 、筆を置き体をぐっと伸ばすと机の脇に置かれた写真が目に入る
お母様 、お父様 、お姉様 、お兄様 、お祖母様 ...
執事にお手伝いさん 、家庭教師
裕福で幸せだった家庭は一瞬で崩れた
『 あはは 、駄目だね私は ... ほら 、笑わなきゃ 』
何故私だけが生き残ってしまったのか
あの時私が 、
なんて後悔だけは沢山あるのに
『 ... 三徹目か 』
遠くへ鬼殺に行った間の報告書に再び筆を取り目を通す
______ 鬼を連れた鬼殺隊について
思わず手が止まる
今日来たばかりの報告書だ
( 赤髪と瞳 、額の痣が特徴的な少年
背負う木箱には少年の鬼になった妹が入っている
お館様含む柱は容認した )
柱は容認 ... ?
私は聞いていないが 、もしや
隠が背負っていた少年の事か ?
どちらにせよ 、明日は蝶屋敷へ行くつもりだから丁度良いだろう
『 鬼を連れるなんてねェ ... ははは 、 』
バキッ という音と共に彼女の持つ筆が折れた
______ 大正こそこそ噂話
Aの家庭は代々外交を勤めていて 、教育は厳しいけれどとても裕福で幸せだったよ
日本人の父は米国で有名な歌手だった母に惚れて毎日告白していたらしい
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音(プロフ) - 面白いです!完結頑張って下さい (2020年2月7日 18時) (レス) id: bbad42844a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 | 作成日時:2020年2月3日 18時