かたおもいカップル【ツイステ】

5話 ページ7

ユウ｢私はフロイド先輩を思う気持ちなら貴方に負けてないと思います

フロイド先輩のことを好きじゃないなら別れてください


フロイド先輩の為にも｣



私の瞳をまっすぐ見てそういう小エビチャン


何も知らない他人が人の恋愛事情に首突っ込まないで欲しいよね


ってかいつまで私言われっぱなしになってるんだろ



『すごい言うね監督生チャン。


私結構呆れちゃったよ


もう1人の女子生徒ちゃんは賢い子がいいなって思ってたから』


ユウ｢どういう意味ですか｣



少し眉を潜めながらこちらを見る小エビチャン

この勘違いしてる小娘ちゃんに少しだけ反論しよう

これで自分はフロイドに釣り合ってるとか言われたらめんどくさいし



『フロイドを思う気持ちが私より強い？


ふふふっ、笑わせないでよ』



座っていた椅子から立ち上がり小エビチャンの方に微笑みながら歩んでいく



『私はフロイドを想う気持ちなら誰にも負けないわよ


これは断言できるの。


会って数ヶ月のあなたと付き合って16ヶ月とちょっとの私じゃあ想いの大きさが違うのよ


フロイドの前だと退屈そうで他の人の前だと楽しそう？


愛想笑いに決まっているでしょう？


そこまでの区別もつかないのかしら小エビチャンは』


ユウ｢…なっ！言っておきますg『まだだめ。私の番よ』｣



小エビチャンと呼ばれたことによる驚きと言われっぱなしなのが気に食わないのか反論してこようとした彼女の言葉を遮る

話はまだ終わってないもの。

まだまだ言いたいことは沢山あるけど今回はちょっとだけにしとく



『フロイド為？


ふふふ、自分の為でしょ？


なにをいかにも｢人のことを思って行動しています｣って言い方をしてるのかしら(笑)

｢私はフロイド先輩に惚れているけど付き合うには貴方が邪魔です｣

言いたいことはこんな感じ？』



ユウ｢違います！！私はフロイド先輩のためを思って！｣


『そう。フロイドの為を思って、ね？


フロイドの為を思うんなら別れてなんて頼まない方がいいよ』


ユウ｢何故ですか！！｣



『私一度フロイドに別れましょドッキリをしかけたことがあるの

色んなドッキリをしかけてきたけどこのドッキリが1番嬉しかった』


ユウ｢フロイド先輩にそんなことするなんて！！｣


『高校生カップルなら色んな人がやるわよ

あなたの価値観を押し付けてこないで』



少し強めにそう言って制服の第2ボタンを外して鎖骨の方まで下ろす


小エビチャンは何をしているのか分からないだろうけどフロイドの気持ち分からせるにはこれを見せた方がいい。

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