かたおもいカップル【ツイステ】

3話 ページ5

ユウ｢A・アタナシアさんですね？


少し話があるので放課後1年A組の教室へ来てくれませんか？｣



最後の６時限目の授業が終わった直後。


小エビチャンとその取り巻きの男の子2人が私の教室に訪れた



『何故私がそちらの都合で向かわなきゃいけないの？


話がしたいのはそちらでしょう？


貴女が私の元にくるべきじゃないかしら』




睨まれたお返しにと少し意地悪をいえば少し目を細められて｢分かりました｣と言われる



その反応にこの子は私の事嫌いでは無いんだろうなと判断する



多分この子は先程のフロイドのバックハグで分かりやすく反応していたことから感情がでやすいタイプだろう。

もし私のことが嫌いなら｢嫌だ｣とか拒否するだろうし、もっと顔を歪めるはずだからね



小エビチャンの反応を観察しながら次の話を待つ



エース｢ってかほんとにアタナシア先輩って綺麗っすね〜。

噂以上でしたわ｣


デュース｢おいエース失礼だぞ｣


『ううん。褒められるのは嬉しいわ

ありがとうエース君？』



少しチャラそうな子に微笑みかければ少し驚いた顔をされた後にﾆｺｯと笑い返される

そしてそんな光景を見て少し不快そうな顔をする小エビチャン


なにをそんなに嫌がることがあるのか…


フロイドに惚れている貴方の男友達がもう1人の女子生徒を褒めても別に関係の無いことだろうに…



『話はこれだけかしら？』



ユウ｢いえ。もう1つ。


確認しておきますが貴方はフロイド先輩の彼女さんですよね？｣




恐る恐るとでも言うようにそう聞く小エビチャン


そんな質問をするってことは多分かたおもいカップルの噂を聞いたのか。




『えぇ。1年生の方にまで噂が広がってるのかしら


恥ずかしいわね』



牽制の意味も込めてはにかみながらそう言えばエースクンともう1人の男の子は頬を赤く。


小エビチャンは顔を少し蒼くする



どれくらいの希望を持っていたのかなんて知らないけれど無駄な希望は心に深い傷を作っちゃうからね。


ここでちゃんと解らせておかないと



希望を持つだけ無駄だって



＿＿

夢主ちゃん結構悪女っぽいんですけど、まぁ所詮はヴィランなので…


ヴィランな女の子書くの楽しい

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