2転び ページ3
今までこんな感じの危機は上手く避けてきた。だからこそ対処法が分からない。嗚呼不味い、又兄貴に負担が、、、
「そこの人!何してるんですか!」
「、、、え?」
思わず声を漏らした。何故なら未だ成人していないだろうと云う程の少年が、行成自分と不良の間に割って出たのだ。
「チッ、」
不良は舌打ちをして何処か行った。
「大丈夫ですか?何処か怪我とか、」
「否、してないよ。有難う、助けてくれて。」
「いえ、職業柄、どうも、、、」
、、、ん?「職業柄」?
少年の腕に手を触れた。
《真逆此処に依頼で書かれていた人がが、、、何でこの人急に僕の腕を?》
「依頼、、、?」
ハッと口を抑える。聞き慣れない言葉を聞くと、どうもこうなってしまう。
少年はぽかん、としている。
「あ、えっと、ご、御免!」
「え、ちょ、一寸!」
走って逃げ出した。後ろからワンテンポ遅れてさっきの少年が追いかけて来るが、走り続けていると、いつの間にか居なくなっていた。
、、、どうしよう。
今はその言葉で頭がいっぱいだった。
見知らぬ人とは云え、行成腕を掴んで心を読み、其の内容を口にし、そして走って逃げた。
、、、自分、何処までもついてないな、、、。
(、、、さっきの人。何処かで見たような、、、?僕の気の所為?)
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哀川透(プロフ) - ありがとうございます^^* 更新頑張ります! (2020年3月27日 18時) (レス) id: b64d0a9d89 (このIDを非表示/違反報告)
ななっしー - 超面白いです!更新頑張って下さい!続き楽しみにしてます! (2020年3月25日 7時) (レス) id: 653733cc4e (このIDを非表示/違反報告)
哀川透(スマホ)(プロフ) - ほわぁ、、、温かいお言葉ありがとうございます、、、頑張ります! (2019年8月12日 10時) (レス) id: 0c48593ba8 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ - 更新頑張ってください!応援してます! (2019年8月10日 20時) (レス) id: c0e757350d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:哀川透 | 作成日時:2019年8月4日 18時