転生した世界がファンタジー？それでも俺は生きていく【男主】

誕生日と告白 ページ13

............





...


今日は誕生日だ。

だが、俺の誕生日誕生日ではない。


俺の兄ハディエスの誕生日だ。


この世界にも誕生日が存在する。誕生日は合計で4回だけだ

3歳と8歳と13歳と18歳だ

４回と少ない故にあっちの世界よりこの誕生日は何よりも大事な行事になる。家族にとってもその人にとっても。


今年は村で盛大にやるらしい

(俺もやったからな)




そして、この村の人達はサプライズが好きらしい。

ハディには内緒で怪しまれずにやっているらしい。

俺からしたらめっちゃ怪しい

皆、ハディに会ったら挙動するしそして嘘が下手だ。

俺やハディからしたらめっちゃ怪しい

なので引き付け役を俺が買って出た芝居は得意ではないが少し長めにいつも通り過ごしてりゃ良い。
と言っても、ハディはもう知ってるし。それに、いつもと同じ様にやると言ったがもう訓練や俺の想像魔術の授業は終わった訳だ。

となるとやる事は2人で出掛けるとかだな。

出掛けた後に、嘘泣きの練習と御礼の言葉とかその辺をやろう。

最早、俺達にとってはそっちがメインになってしまいそうだ魔術や武術があろうとそういう。

芝居や話すことが苦手では何も出来ないからな


誕生日を心待ちにしている人に失礼だったな
すまない。


─────

当日

俺達は釣りに出掛けたと言う設定で、練習をしに行った(嘘泣きの)








嘘泣きや御礼の練習を終えてやる事が無くなった

夕方までには少々時間があるどうしよう


「なぁ、弟よ」

「なんだ？兄よ」

「俺、一週間後に家出る事にするわ」

「...頑張ッ」

「おう」

「俺も弟か妹が産まれて二年くらいしたら出るわ。全く盛ってるなぁ。まだまだいけるぜみたいな感じバンバン出てるもんな。」

「おう...ん？え？ちょっと待て！え？」

「どうした？兄よ」

「今、何つった？」

「どうした？兄よって」

「ちげぇよ！その前だよ！」

「弟か妹が産まれて二年くらいしたら俺も家出るわ、盛ってるなぁ。って」

「...は？弟妹？誰の？」

「俺等の弟妹だが？ん？あれ？コレはまさか兄上知らなかった感じですか？言っちゃいけなかった感じ？」

「ちょっと待て、え？いつ？」

「何が？」

「お前いつから知ってた？」

「二ヶ月前から」

「は、早く言えよ！！！」









こうしてハディの旅立ちは伸びたのであった




To be continued.

祝い(世界観から9話まで修正完了、7/16)→←つい成功！絶対無敵の超戦士！？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す