81(天月side) ページ32
『詳しくは後日説明します。丸ちゃん。もしこの配信を見ているなら、明日の午後1時によく集まっていたカフェに来てください。ちゃんと解決したいです。』
これがあるから聞いてほしいと言っていたのか…
天月「…丸ちゃん。行くの?」
丸「…んー。」
丸ちゃんは画面から目を離して僕のことを見た。
なかなか話してくれない。
天月「丸ちゃん…?」
丸「どうしよう。」
天月「へ?」
案外けろっとしているようで、
この前だったら怒りに任せて色々あったのに…
丸「…歌い手仲間を取られた。天くんを取られたっていう醜い気持ちだけじゃなくて
応援したいっていう純粋な気持ちがあるのは事実なんだよね…
あの時。あんなこというつもりじゃなかった。確かに最初は利用するつもりでいたけど、頑張ってる姿を見て頑張れって。そう思いはじめて。
天くんのせいにしたいわけじゃないけど
恋って…目の前が見えなくなっちゃうんだよね。」
丸ちゃんの話をちゃんと聞くべく、ソファーに座る。
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丸「…ってことなんだけど。会う権利あるかな?」
全て1通り聞いた。
天月「会う権利あるないは関係ないよ。それは現実から…佐藤ちゃんから逃げてるだけだと思う。…僕もそうだったから。」
丸「…そう、だね。逃げたらダメだね。」
天月「それに…僕が好きなのは丸ちゃんだから。安心して。」
丸「ほんとお人好しだね。…こんなに悪いことしたのに、いろんな人を苦しめたのに…そんな私を好きなんてw」
頼りなく笑う丸ちゃん。
そうじゃないんだよ。
歌い手をやってた時みたいに、堂々としててよ。
自信に満ち溢れてる君が1番魅力的だよ。
…なんて、気恥ずかしくて言えないけど。
好きなことに一直線になって、道から外れそうになったら僕が正してあげたい。
そんな存在になりたい。
あの時…僕は何もできない無力だったから。
丸「…うん!私。ちゃんと謝ってくる。ちゃんと話してくるよ。」
天月「応援してる。丸ちゃんなら大丈夫だよ。」
ありがとう。と笑う君が
明日は吹っ切れた笑顔でありますように。
おうえんすることしかできないけど。
丸ちゃん、佐藤ちゃん…頑張れ。
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優(プロフ) - すみません、気の所為かもしれないのですが、所々夢主の名前や歌い手名がデフォの状態(佐藤とか)になってる気がします…。もし気づいていたらすみません! (2020年3月13日 4時) (レス) id: 807852eaef (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 済みません、わざとかもしれないのですが、「もし」が、「もっし」になってます!わざとならすみません (2019年8月20日 11時) (レス) id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 愛渚さん» 私が言うことではないかも知れませんが、ここは作品の感想を書く場です。宣伝するのは間違っていると思います。作者様がそのようなことを教えて欲しいっていってたんですか? そのような行動が問題視されるんですよ。気をつけて欲しいです。 (2018年2月14日 21時) (レス) id: 8c21c8be98 (このIDを非表示/違反報告)
愛渚 - まーしいが17日24時に配信するみたいです!!私は事情があって見れませんが、協力して下さいませって言ってたぜい(´^` (2018年2月14日 18時) (レス) id: 14055c1e40 (このIDを非表示/違反報告)
薇依(プロフ) - この話大好きすぎる!私的にははやく茜ちゃん達に気づいてほしい…… (2018年2月13日 21時) (レス) id: 97e42f8d2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田 | 作成日時:2018年1月31日 17時