【歌い手】例の歌い手…実は。2

67(坂田side) ページ18

センラがAに対応している時、



俺は床に落ちているスマホを拾った。



電源は入ったまま。



坂田「ちょっと見せてもらうで…」



他の2人には聞こえていないだろうが。



画面には【丸ちゃん】のトークが映っていた。




丸ちゃん電話で言ったこと、お前はどうせ忘れるだろうから文面で送ってあげるね。 さかたん達を毎日のように家に連れ込んで。どういうつもり?ねぇ?今どんな気持ちなの?反省の色ないよね?もう1回忠告してあげる。これから連れ込んでたらみんなの身に何があっても知らないから。もう私の前に現れないでよ。



丸ちゃんはやくいなくなれ。嫌い。大っ嫌い。





はあ？



家に連れ込んでるって…



俺らが勝手にしてるだけや。



こんなん脅しやん。



この文面は…俺らが来た後に送られてるから見ていないはず。



ということは、俺らが来る前に



丸ちゃんと電話してたってことか…



坂田「これ…Aには見せれないよな。」



メッセージを消そうと指を動かすが



途中で止まった。



とりあえず、スクショして俺に送っとくか。



何かあったらな。証拠になるし。



遡ると他の歌い手と仲良くしてたら〜などと脅しの文が送られていた。



だから、うらたさんに来なくて大丈夫って行ったのか…。



文面のスクショが自分に送られたことを確認すると、



Aの端末にあるメッセージ、スクショした写真は全て削除した。



もういっそ、丸ちゃんの連絡先も削除したい。



センラの方を見る。



Aは泣き疲れたのかセンラの腕で眠っていた。



センラはまるで壊れ物を扱うようにAをベットに寝かせた。




セン「どうやった？」



坂田「やっぱり。丸ちゃん絡みや。」



とスクショした写真を見せる。



センラは黙ってその文面を目で追った。



顔が怖いで…センラマンw



セン「なるほどなぁ…」



とりあえず、起きるまで待つことにした。



もう、1人で苦しむのは



今日で終わりにしよう。

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