塩メイクさんの秘密【BTS】

# 心の叫び ページ17

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【ＪＭ＆ＴＨSide】

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助けてなんて言えるわけない。


小さくそう聞こえた。



Aは息をすっとゆっくりと話しだした。


「助けてなんて言えるわけない。どうせ助けてって言ったって何も変わらない…。迷惑かけるだけ……。


悩みの9割は自分が作り上げた想像の沼だって事くらい、わかってるよ。


自分が選んだ道でビクビクしたくはないよ…」




Aが涙をこらえる姿はちゃんと僕の目には写っている。



「私にとっては…誰かを愛するよりも、自分を愛することの方が難しい…っ

自分らしさがわからない………幸せがわからない…！」



その時Aの頬をスーッと静かに熱いものが流れた。

言葉をきらしながらも言ったんだ。


A「もう…自分にｯ─嘘はつきたくない」


Aの抱えるものは軽くはなかった。

でも、これなら自信をもって言える。




ＪＭ「幸せの価値は自分で決めていいんだよ。

誰だって完璧じゃない…。

悲しい記憶は手を繋いで笑っていれば楽しい記憶にかえられるよ」


震えてるよAの手の上にそっと手を置くジミン。



ＴＨ「ボクも本当に辛い時期があった。練習生の頃。僕の努力を世間に見てもらえなかったこと。

でも、大切な仲間が教えてくれたんだ。


自分だけの努力で輝ければそれでいいって。



───A？…弱さもありのままの自分なんだよ」




やっと顔をあげてくれたA。

この涙。 絶望の涙じゃなくて

希望の涙だったらいいな──。



気が緩んだのか大きな声で泣き出すA。



その声を聞いて次々にリビングにヒョン 達が集まってきた。

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