67話 ページ26
ｺﾅﾝ｢そうか……！天井のはりにロープを通して、金貨を入れた袋を上に吊るしてるんだ｣
元太｢じゃあ、ロープを引っ張って下に落とせば！｣
光彦｢証拠が手に入りますね！｣
貴女｢(気配が近付いてきてる……金貨を落とした瞬間、来るわね)｣
Aは周囲を警戒しながらも、彼らが協力してロープを引っ張るのを見守る。暫くして、チャリーンという音と共に、数十枚の金貨が落下してくる
元太｢宝だ！お宝だ！！｣
貴女｢待ちなさい！元太くん！！｣
落ちてきた金貨の方へ走ろうとする元太の腕を掴み、動きを静止させるA。見つめる方向からは男が歩いて来、金貨を拾う
男1｢御苦労だったな、坊や達｣
貴女｢みんな、下がって｣
元太｢おっさんら、まさか……｣
男1｢ﾆｲｯ)その嬢ちゃんが言ってた通り、俺達はイタリアから逃亡中の強盗団だ｣
光彦｢じゃあ、その金貨は……｣
男1｢ああ、その通り。1年前に俺達がイタリアの銀行から奪ったもんだ。俺達のボス、カバネの指示でな。だがカバネは、俺達を裏切って日本へ逃げちまったんだ。奪ったメープルリーフ金貨、一万五千枚と一緒にな。俺達は奴を追って日本へ来て、奴のアジトに踏み込んだ。ところが奴はもう金貨をどこかに隠しちまってたんだ……！いくら絞めあげても奴は金貨の隠し場所を吐かねぇ！部屋から見つけ出したのは暗号だけだった。仕方ねぇから奴の居場所を警察に通報して、俺達は暗号を便りに金貨の隠し場所を探してたってわけだ。美術館ではドジって、暗号を風で飛ばしちまった｣
貴女｢そしてそれをこの子たちが拾ってしまった……。なるほど、私たちが暗号を解いていくのを見て、わざと泳がせていたというわけですか。ずっとつけてきていたんですね？｣
男1｢ああ、まさか本当に見つけてくれるとは思わなかったがな……｣
そう言って男は懐から拳銃を取り出し、銃口をAへと向ける
元太｢けけけけ、拳銃！？｣
男1｢さぁて、金貨の在処を教えてくれてどうもありがとう。お前らはもう用済みだ。どいつから殺されたいかな？｣
貴女｢ｸｽｯ)お言葉ですが……子供だからとなめてかかられては困ります。喧嘩を売る相手は見極めた方がいいですよ？さあ……！
※調べたので合ってるとは思いますが、間違ってたらすみませんBy作者
男1｢い、イタリア語！？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミニgirl | 作成日時：2021年10月15日 19時
