66話 ページ25
歩美／光彦／元太｢｢｢ねー！｣｣｣
貴女｢はぁ……。コナン、ちょっと｣
ｺﾅﾝ｢……うん｣
貴女｢……コナン、ここに来るまでの間で見なかった？怪しい3人組。逃亡中の強盗団は3人で、その内の一人は日本人よ(ﾎﾞｿｯ｣
ｺﾅﾝ｢この地図を拾った時に見かけたけど、まさか……(ﾎﾞｿｯ｣
貴女｢いるわよ。どうやら最初からつけられていたみたいね。気配から察するに……成人男性3人。ビンゴね(ﾎﾞｿｯ｣
ｺﾅﾝ｢どうすればいい？(ﾎﾞｿｯ｣
貴女｢この子たちを帰らせて、(彼ら)
ｺﾅﾝ｢うん……(ﾎﾞｿｯ｣
貴女｢だから……仕方ないけどこのまま向かう。武器を持っている可能性はあるけれど、だとしても、所詮3人。そのくらいなら私が何とかしてみせるわ。あなたはこの子たちのことをよく見てて(ﾎﾞｿｯ｣
ｺﾅﾝ｢……分かった(ﾎﾞｿｯ｣
貴女｢……強硬手段で止めなかった私の責任です。ここまで来たからには向かいますが、万が一のことがあった場合、私はあなたたちを守らなければなりません。必ず、私の傍かコナンの傍を離れないでください｣
歩美／光彦／元太｢｢｢はーい｣｣｣
貴女｢……では、行きましょう｣
強盗団が先回りして潜伏している可能性も考え、Aが先頭を歩く形で、一行は階段を上っていく
元太｢なんか……真っ暗で光る魚どころか、なーんも見えねぇぞ？｣
ｺﾅﾝ｢ここから外を見てみなよ。あの川の方をさ｣
元太｢川ー？｣
ｺﾅﾝ｢ほら、あれだよ。あれが光る魚の正体だ｣
コナンにそう言われ、一斉に川の方を見てみると……
歩美／光彦／元太｢｢｢わぁ〜〜〜！｣｣｣
貴女｢(なるほど、確かに魚ね)｣
光彦｢水面に橋の照明が写って魚型に！｣
歩美｢魚の目は手前のビルのライトね！｣
元太｢じゃあ、宝はこの中に！？｣
ｺﾅﾝ｢ああ。おそらく宝の位置は……｣
コナンは魚の目を見つめながら一歩、二歩と下がっていく。この辺りか……と歩みを止めた直後、コナンの足元に金貨が1枚落ちていたらしく、踏んずけた弾みで音がする
ｺﾅﾝ｢これ……｣
歩美｢金貨、だよね……それ｣
貴女｢……コナン、上見て｣
ｺﾅﾝ｢なんだ？あの黒い影は｣
貴女｢暗いからよくは見えないけど、ロープに繋がってるみたいよ｣
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作者名：ミニgirl | 作成日時：2021年10月15日 19時
